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【日中首脳会談】共同記者発表全文 安倍晋三首相「訪中楽しみ」李克強首相「両国の雨風は過ぎた」

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共同記者発表全文 安倍晋三首相「訪中楽しみ」李克強首相「両国の雨風は過ぎた」

日中首脳会談更新

 「昨年は延べ700万人を超える中国人観光客の方々が日本にお越しいただきました。李首相が長年尽力されてきた青少年交流も広がりを見せてきています。こうした両国民の交流を今回の李首相の訪日を機に、あらゆる分野で一層拡大していきたい。明日は李首相と共に北海道を訪れる予定でありますが、わが国が誇る美しい北国の春を地元の人々とのふれあいも含め、李首相にどうか満喫していただきたいと考えております。私からは以上であります」

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 李首相「記者のご友人の皆さん、ご来場の皆さん、皆さまと会えてうれしく思います。まず最初に安倍首相や日本政府、そして日本側から私、中国側代表団の訪日のためになされた丹念なご準備と周到なアレンジに感謝を申し上げたいと思います。メディアの皆さまからの今回の訪問のためのご心労にも感謝をしたいと思います」

 「ここだけではなく、東京に向かう途中でも時々、皆さまの姿が見られました。そして首相もおっしゃいましたように30年以上も前に日本を訪れました。当時の安倍先生と多くの日本側の友人や青年の皆さまと会ってきまして、今やわれわれの顔が変わりましたが、その記憶は変わりなく頭の中に残っております」

 「その後も度々、日本を訪問してきましたが、最後に日本を訪問してから既に26年間もたちまして、また今回は中国の国務院総理として8年ぶりの訪日となっております。その時間は確かに長かったです」

 「一時期、中日関係は回り道を歩んできたことは否定できません。しかし、近来、中日関係には改善の兆しがあらわれ始め、そして持続的に安定し、前向きな体制を担っております。私が今回、日本を訪問することは、中日関係を再び正常の軌道に戻して、そして、中日関係の長期的、安定的な発展を維持し、また、大きな逆戻りが現れないないようにするためでございまして、中国側としては日本側とともに努力をしてまいりたいと思います」

 「先ほどまで安倍首相と会談し、2国間関係、および地域・国際問題も含む共に関心を有する問題について幅広く、率直に意見を交換して、また幅広い共通認識もできました。中日関係の改善と発展は、両国人民の利益になり、またアジアひいては世界の平和、安定と発展にも繋がると双方が認識を一致しております」

 「また、中国側としては、今年はまた中日平和友好条約締結40周年に当たりまして、この締約の精神をかみしめて、歴史を鑑とし、未来に向かうべきだというふうに認識しております。双方としては中日4つの政治文書の基本原則を順守し、また、歴史や台湾などの問題に関する双方の共通認識を順守して実際の行動をもって、互いに協力のパートナーであり、互いに脅威とならないことを表し、両国関係の政治的基礎を守る上で両国関係の新たなる発展を求めていくことを確認しました」

 「それによって、両国人民や国際社会に中日関係に対する、より安定的に前向きな予期を与えることについても確認できました。両国指導者の相互訪問は両国関係にとりまして、非常に重要であります」

 「先ほど安倍首相からもお話がありましたように、私が繰り返して申し上げますと、中国側としては安倍首相が適切な時期に中国を公式訪問することを招請いたします。双方は政治的相互信頼を強くするだけではなく、実務協力を展開する必要もございます。われわれ双方の経済には高度な相互補完的な関係にありまして、われわれで、イノベーション分野において、対話、協力をすることができるというふうに確認をしました。それによって、技術の進歩や研究開発分野だけでなく、知的財産の保護につきましても議論ができます」