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「『国民の敵』発言に物証ある」 民進・小西洋之参院議員の発言詳報

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暴言を浴びた際の状況を再現しながら説明する、民進党の小西洋之参院議員=24日午後、国会
暴言を浴びた際の状況を再現しながら説明する、民進党の小西洋之参院議員=24日午後、国会

 民進党の小西洋之参院議員が防衛省統合幕僚監部の3等空佐から罵倒された問題で、防衛省が調査の中間報告を発表したことを受け、小西氏本人が24日午後、国会内で記者団に語った内容は以下の通り。

 --防衛省の調査によれば3佐は「国民の敵」と言っていないと

 小西氏 今日の調査発表を見て、私に対して「気持ち悪い」「バカ」「国益に反する」などの暴言を行ったことは認めた。ただ、「国民の敵」という発言は行っていないということだが、それは事実に反する。私は「国民の敵」という暴言を受けた。今回の報告書は組織的に隠蔽するような動きがあるのではないかと疑念を持っている。あったはずのことを無かったことにすることはできないと思う。

 いくつか証拠があり、当日事件が起きたのが午後8:40くらいだが、8:49に電話の発信歴があるが、私は、防衛省の豊田(硬)事務次官に電話している。事務次官は私からの電話の中で、私から「国民の敵」「なになにの敵」だという発言は間違いなくあったと認めている。なぜ豊田事務次官に電話するのかといえば、「気持ち悪い」では電話しない。「国会議事堂の前で現職の自衛官を名乗る者から国民の敵という暴言を受けている。これは防衛省、自衛隊、あるいはシビリアンコントロール、根底からひっくり返る話だから、ただちに人事当局の人間に連絡して、私の携帯に電話してくれ」と言った。

 さらに事件の直後だが、武田(博史)人事教育局長が私と携帯のやりとりをしていて、武田局長は明確に「私が国民の敵という暴言を受けた」ということを証言をし、今日の防衛省の発表の文書にもあるが、私は「国民の敵」という暴言を受けたということを彼が当時、メモに記録をしている。さらに、事件の現場を私はタクシーで立ち去ったが、タクシーの中で知り合いの弁護士に電話している。その電話の中で私がたった今、現職の自衛隊員から「国民の敵」という暴言を受けたということを明確に記憶して、それは証言も話すということは言ってくれている。

 その他、いくつも証拠があるので、今回の調査報告書は例えば先週金曜日の段階まで、豊田事務次官や武田局長に対して、調査ヒアリングを行っていない。当日の夜、当事者でもあった防衛省の関係者にヒアリングすら、先週金曜日の段階で行っていない。今日月曜日(ママ)ですから、事実上そういうこともきちんと行われずに、組織的な隠蔽の調査報告であり、誠に許されない遺憾なことだと思っている。

 --小西が豊田次官に「国民の敵」だと言われたと言ったのか

 小西氏 はい。ただ、言われない限り、私も豊田事務次官に「国民の敵」と言われたということは言わないから。また、武田局長にも言いませんから。私からそういう電話を受けたということ、2人は明確に認めて、かつメモという物証もあるから、その事実を今回の幹部自衛官に何故その事実を、いわば突きつけて示して、こういう客観的な証拠もあるけれども、それでも「国民の敵」という発言をしていないのかということについて調査したのかどうか、今回の調査報告書にはまったく書かれていない。先ほど言ったように1週間たって、先週金曜日の段階でも、事務次官や、人事教育局長に今回の調査している専門官からヒアリング調査もしていないことだから実質的な調査を何もしていない。組織的な隠蔽だと思います。

 --メモとは

 小西氏 武田人事教育局長の手書きのメモだ。私も見た。先週。豊田事務次官は私が直接聞いたが、事務次官はメモがあるとは言わないが明確に記憶していると。「国民の敵」という主旨の発言を私がされていると。豊田事務次官が現場で最初に電話した人だが、発言を受けて数分も経たないくらいに電話した。

(中略)

 --防衛省にどのような対応を求めていくか

 小西氏 今申し上げたように、もう証拠があるので、その証拠をもとにきちんと調査をする。また法令に則った厳正な対処を、再発防止、これは河野(克俊)統合幕僚長も事務次官も私に約束しているが、自衛隊の全組織、全自衛隊員に対して、シビリアンコントロール(文民統制)とコンプライアンス(法令順守)の再教育の計画を作って徹底して行うことを約束しているので、その取り組みを国会議員としてしっかりと監督していきたい。

 --問題発生の背景について

 小西氏 安倍政権になって「国民の敵」という発言は彼に対して集団的自衛権の解釈変更の憲法違反の仕事をしたと、憲法違反の戦争で自衛隊員や国民を殺すことは絶対に許されないから、私は国会で信念を持って活動していると言った。そのやりとりの中で、「国民の敵」という言葉が発せられている。なので、安倍政治のもとで憲法違反の安保法制をとにかく何が何でも運用したい。今の河野幕僚長もそういう姿勢で積極的に米軍との共同訓練もやっているので、そういう考え方の幹部自衛官が統合幕僚監部にたくさん集められていると思う。そういう組織・職場環境の中で発せられた言葉なんだろうと思う。ただテレビ朝日の日曜日のサンデーステーションの報道で、「国民の敵」という私の発言に対してある防衛省幹部が「何が問題なんだ」と。「その通りじゃないか。本人に言うのがバカなんだよ」と。今、今日、防衛大臣に正式に文書を出して調査を求めているけど、何も反省していないと思う。これは身の毛がよだつような話、幹部自衛官が、少なくとも「バカだ」とか、「国益に反する」、あるいは「国民の命を守ることに逆行している」と発言したことは認めている。意味としては国民の敵そのものだと思います。

(中略)

 --防衛省から小西氏に聞き取り調査はあったのか

 小西氏 当事者である私に調査もせずに、一方的な垂れ流しの供述内容を公表する、こんな写真を入れ替えるような印象捜査を行うことは許されない。いくらでも供述調査を受けると言っているから、私にも供述調査をしてくれと言っていたから、それもせずにこのタイミングで発表することは許されないことだ。

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