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官邸はありがた迷惑? 自公幹部「安倍晋三首相は平昌五輪出席を」 菅義偉官房長官は「どうなるかは直前にならないと難しい」と慎重姿勢

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平昌五輪

官邸はありがた迷惑? 自公幹部「安倍晋三首相は平昌五輪出席を」 菅義偉官房長官は「どうなるかは直前にならないと難しい」と慎重姿勢

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欧州歴訪を終え帰国した安倍首相と昭恵夫人=17日午後、羽田空港 1/1枚

 自民党の二階俊博、公明党の井上義久両幹事長は17日、東京都内で会談し、2月9日に行われる平昌冬季五輪の開会式に「安倍晋三首相が出席するのが望ましい」との認識で一致した。首相は、慰安婦問題に関する日韓合意をめぐり、韓国の文在寅政権が日本政府に新たな措置を求める姿勢を示したことに反発し出席を見送る方向だけに、政府筋からは「ありがた迷惑」などの批判が出ている。

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 会談では、井上氏が2020年夏に東京、2022年冬に北京と東アジアで五輪開催が続くことを踏まえ「政府が判断することだが今回は行った方がいい」と主張した。二階氏も「行ければ行った方がよい」と賛同し、野党側と通常国会(22日召集)の日程調整を進める方針を確認した。

 二階氏は16日の記者会見でも「(五輪と国会は)両方とも大変重要な政治課題だ。うまく調整し、実現できるよう努力したい」と述べた。2月上旬は首相が出席して平成30年度予算案を審議する衆院予算委員会の基本的質疑が控えるが、与党は2月7日頃までに終えたい考えで、その通りに審議が進めば首相の訪韓は日程的には可能となる。

 ただ、首相は15日、訪問先のブルガリアで同行記者団に「国会の最中なら一日も早い(平成30年度)予算の成立こそが最大の経済対策となる」と述べ、出席に消極的な姿勢を示した。菅義偉官房長官も17日の記者会見で「国会日程が当然最重要だ。どうなるかは直前にならないと難しい」と述べ、慎重に判断する姿勢を示した。

 日韓合意で日本側に身勝手な要求を突きつけ、一方で開会式の出席を求めるような文政権の姿勢に対し首相は怒りを募らせている。前のめりな自公幹部と官邸側との溝は深い。