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秘密漏洩で在宅起訴の大久保司・八千代町長「辞職する考えはない」 町議会は辞職勧告決議 

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秘密漏洩で在宅起訴の大久保司・八千代町長「辞職する考えはない」 町議会は辞職勧告決議 

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 町長選の対立候補の税金滞納情報を第三者に漏らしたとして地方税法違反(秘密漏洩(ろうえい)の罪で在宅起訴された茨城県八千代町の大久保司(まもる)町長は14日、町議会定例会の一般質問で「(選挙で)多くの町民の負託を受けてきた。職務を全うする」と述べ、引き続き職にとどまる考えを明らかにした。町議会では同日、大久保町長の辞職勧告決議案が提出され、賛成多数で可決した。

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 この日の一般質問には、自身の税金滞納情報を漏らされたとして2月に水戸地検に告訴状を提出した大久保敏夫町議が質問に立ち、「このまま町長職を続けるならば、町民の個人情報が漏れてしまう。今後の身の処し方を聞かせてほしい」とただした。

 これに対し、大久保町長は「辞職する考えはない。町を良くするため、与えられた任期の中で職務を続けていく」と辞職する考えがないことを強調した。

 大久保町長は在宅起訴されたことについても質問されたが、「現時点で起訴状を受理していないため、回答は差し控える。詳しくは(担当する)弁護士に聞いてほしい」などと述べるにとどめた。

 起訴状や関係者によると、大久保町長は平成26年12月18日、町内の自宅で、27年1月投開票の町長選の対立候補だった大久保町議が「税金を二百数十万円滞納している」と第三者に漏らしたとされる。

 大久保町長は14日、「地方税法上の秘密を漏らした認識はないので、議会開会中のこの時期に、公訴の提起がなされたことにより、町政に多大な混乱と停滞をもたらしたことを誠に遺憾に思う。当職の主張は、今後の公判で明らかにしていく」などとするコメントを発表した。(田中千裕)