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【衆院選】民進党3分裂 希望と立憲民主、39選挙区で激突

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民進党3分裂 希望と立憲民主、39選挙区で激突

衆院選更新
麻布十番駅前で街頭演説する立憲民主党の枝野幸男代表=10日午後、東京都港区(佐藤徳昭撮影) 1/1枚

 10日に公示された衆院選は、野党第一党の民進党が3分裂する異例の選挙戦となった。枝野幸男代表率いる立憲民主党は、希望の党に合流した民進党出身者との「同士打ち」を避ける方針だが、希望の党は枝野氏の埼玉5区などに軒並み対抗馬をぶつけた。一方、無所属での立候補を選んだベテランらの間には選挙後の野党再編をにらんだ連携の動きもあり、構図は混沌(こんとん)としている。(松本学)

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 民進党宮城県連代表の桜井充参院議員は10日、仙台市で開かれた宮城1区の立憲民主党公認候補の出陣式に駆けつけた。1区に希望の党が候補を擁立したことを踏まえ、桜井氏は強い口調で結束を呼びかけた。

 「私たちの仲間は大きく3つに分かれて戦うことになった。だが、宮城県連は分裂していない! 一致団結して(立憲民主党候補を)全面的に応援する」

 産経新聞の集計では、希望の党と立憲民主党候補が対決する選挙区は全国で39となった。立憲民主、共産、社民3党の実質的な統一候補と希望の党、自民・公明両党による「三つどもえ」で争う選挙区は145に及ぶ。民進党の流れをくむ希望、立憲民主両党が競い合えば、与党に「漁夫の利」を与えてしまう可能性もある。

 こうした情勢を踏まえ、民進党籍を残して無所属で出馬した岡田克也元民進党代表は、同党出身の無所属前職によるネットワークを結成し、選挙戦での協力態勢を組んだ。「分散した野党を一つにする接着剤」(岡田氏)として、さらなる再編も視野に入れる。

 一方、左派野党との連携が頼みの綱の立憲民主党に触手を伸ばしているのが共産党だ。志位和夫委員長は9日の日本テレビ番組で、衆院選後の首相指名選挙に関し、党として枝野氏に投票する可能性を示した。