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【衆院選】「24年間一緒だったが残念」枝野幸男氏に電話した前原誠司氏 前原氏の大見得で党分裂、三極化の構図に

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「24年間一緒だったが残念」枝野幸男氏に電話した前原誠司氏 前原氏の大見得で党分裂、三極化の構図に

衆院選更新
民進党本部を出る前原誠司代表=2日午前、東京・永田町(古厩正樹撮影) 1/2枚

 民進党の分裂が2日、決まった。希望の党へ「希望者全員の移籍を目指す」と大見えを切った前原誠司代表の意気込みはまやかしとなり、党も瓦解させた。希望の党の小池百合子代表と詳細な候補者調整もできず、枝野幸男氏らとの決別に追い込まれた。「立憲民主党」を設立した枝野氏は共産党や社民党との共闘に活路を見いだす構えだが、野党候補が乱立することも想定され、どちらにとってもいばらの道となる。

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 「24年間一緒にやってきて残念だ」。前原氏は2日、立憲民主党の設立記者会見が開かれる2時間前に枝野氏に電話し、申し訳なさそうにこうつぶやいた。両氏は平成5年に日本新党で初当選した同期で、四半世紀も政治活動をともにしてきたが、別離の引き金を引いたのは前原氏だった。

 「誰かを排除するということではない。皆さん方と一緒に進むのだ!」

 前原氏は9月28日の党両院議員総会でこう訴え、対応の一任を取り付けたはずだった。しかし、希望の党側はこの段階で若狭勝前衆院議員の政治塾「輝照塾」の塾生ら50人以上を公認する方針を固めており、民進党出身者を全員受け入れる余地は最初からなかった。

 小池氏は前原氏の合流宣言後、リベラル派を「排除する」と発言を続けた。結果的に民進党の公認予定者だった約210人のうち、60~70人は希望の党に合流できない見通しとなった。

 「希望の党に行けない人を十分ケアすべきだ。民進党議員がとてものめないような政策合意は十分こなれたものにしてほしい」

 無所属で出馬する民進党の岡田克也元代表は2日に会談した前原氏にこう述べ、未熟な合流構想の後始末をつけるよう求めた。民進党閣僚経験者は「結果的に非自民勢力の結集に失敗し、小池氏に党のカネと人を吸い上げられただけ。前原氏は政界引退すべきだ」と吐き捨てた。

 一方、枝野氏は立憲民主党の結党記者会見で民進党が共産、社民両党などと進めた選挙協力を「継承する」と明言した。希望の党が安全保障法制の容認を民進党出身者に求めたことを念頭に「私たちが積み重ね、目指してきた理念や政策とは異なる」と批判し、敵対心をむき出しにした。

 立憲民主党は昨年の旧民主党、旧維新の党の合流協議で民主党が示した案だった。新党名には「民主党の『嫡流』はわれわれだ」との自負がにじむ。

 「安倍政権の暴走」に歯止めをかけることで一致する立憲民主、共産、社民の野党連合と、憲法改正などで足並みをそろえる日本維新の会と希望の党-。自民、公明の与党を含めた「三極」が絡み合う構図が鮮明になった。(水内茂幸、松本学)

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  • 新党「立憲民主党」を結成すると表明した記者会見で、質問者を指名する民進党の枝野幸男代表代行=2日夕、東京都内のホテル