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【都議会代表質問速報(3)】共産都議、憲法改正YESかNOか迫る 小池百合子知事「憲法改正9条にとどまらない」「改正議論は国会で行うべき」

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共産都議、憲法改正YESかNOか迫る 小池百合子知事「憲法改正9条にとどまらない」「改正議論は国会で行うべき」

都議会代表質問速報(3)更新
東京都議会の本会議で答弁に立つ、国政新党「希望の党」代表に就任した東京都の小池百合子知事=26日午後 1/1枚

 代表質問が行われている東京都議会本会議は26日夜、共産党の大山とも子氏が質問に立った。小池百合子知事が立ち上げた国政新党「希望の党」をめぐる質問が相次ぐ中、大山氏は歴史認識や憲法9条改正など、他会派とは異なる視点で小池氏の政治スタンスをただした。

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 今月1日に行われた、関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式への知事名での追悼文送付が中止されたことを問題視した大山氏。この追悼式は市民団体で構成される実行委員会が主催し、関東大震災の際に虐殺された朝鮮人犠牲者の慰霊を目的とする。

 これまで小池氏は送付中止の理由として、都慰霊協会主催の大法要が行われていることを挙げ、全ての犠牲者に哀悼の意を表しているためと説明している。

 代表質問で大山氏は「自然災害の犠牲者と虐殺犠牲者では死の性質が違う」「民族差別に基づく虐殺の歴史、加害の歴史を風化させる」と強調。さらに、虐殺の事実を認めなければ「排外主義や歴史修正主義を助長させる」と訴えた。

 小池氏は「史実は承知している」とした上で、年2回の大法要で全ての犠牲者に哀悼の意を示していることを挙げ、「東京で起きた大災害と、それに続くさまざまな事情で不幸にも亡くなった人を慰霊する気持ちに変わりない」と述べた。

 さらに、史実として資料が残っている以上、「何が明白な事実かは、歴史家がひもとくべきだ」と従来の歴史認識を繰り返した。

 希望の党が重要政策として憲法改正を掲げたことを問題視した大山氏が、9条改正に賛成か反対かただす場面も。小池氏は「憲法改正は9条にとどまらない」と述べ、一票の格差問題、地方分権に関する記述などを具体例に挙げ、「憲法は真の国益や時代の要請に応じて検討すべきものだが、改正の議論は国会で行うべきものだと考える」と明言を避けた。

 北朝鮮によるミサイル発射などを受け、厳しさを増す安全保障情勢については「日米安全保障条約は日本のみならず、地域の安定にも重要な役割を果たしている」との認識を示した。

 この日、最後に登壇した民進党の中村洋氏は、都政と国政の二足のわらじを履くことになった小池氏に「都民が直面する多くの課題解決に向け取り組みを進め、東京改革のスピードアップするために全力で取り組まなければいけない」と宣言して質疑を始めた。