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「陸自配備」実現…争点消えて“応援団”の保守系が分裂 沖縄・与那国町長選告示 県防衛協会も困惑

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「陸自配備」実現…争点消えて“応援団”の保守系が分裂 沖縄・与那国町長選告示 県防衛協会も困惑

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配備から1年余を経過した陸上自衛隊与那国駐屯地の正面=6月30日、沖縄県・与那国町(高木桂一撮影) 1/1枚

 沖縄県与那国町長選は1日告示され、届け出順で、4期目を目指す現職、外間(ほかま)守吉(しゅきち)氏(67)=自民公認、公明推薦=と、新人の前町議会議長、糸数健一氏(63)=無所属=の保守系2人による一騎打ちとなった。昨年3月に陸上自衛隊配備が実現して約1年4カ月。かつて島を二分した最大の「争点」が消え、自衛隊の応援団が真っ二つに分裂する事態に発展した。投開票は6日。

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 外間、糸数両氏はともに保守の立場を公言するが、確執は自衛隊誘致活動に端を発する。外間氏は自身が陸自配備に道筋をつけたと主張するが、糸数氏は「外間氏の対応が揺れて配備が遅れた」と反発する。平成25年の前回町長選では糸数氏の出馬も取りざたされたが、保守分裂を回避するために結局は矛を収めた。

 今回は、陸自配備に反対していた革新陣営が“目標”を失い擁立を断念。もっぱら3期12年の外間町政の評価や陸自配備を受けた町の財政・経済政策などが主な争点となるが、自衛隊の活動を支える与那国防衛協会のトップは外間陣営に入り、ナンバー2の糸数氏と袂(たもと)を分かった。県防衛協会関係者は「陸自配備実現に向けて心を一つに頑張ったのに内輪で対立するとは…」と困惑している。