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【百田尚樹氏講演会中止問題】「百田尚樹という、自分たちが気に入らない人物に話をさせないことが目的」「言論弾圧だ」百田氏見解語る 

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「百田尚樹という、自分たちが気に入らない人物に話をさせないことが目的」「言論弾圧だ」百田氏見解語る 

百田尚樹氏講演会中止問題更新
作家の百田尚樹さん 1/2枚

 一橋大の学園祭「KODAIRA祭」で開催予定だった作家の百田尚樹氏(61)の講演会が、一部団体の反対運動で急遽中止になった問題を受け、百田氏が5日、産経新聞の取材に応じ、「百田尚樹という、自分たちが気に入らない人物に話をさせないことが目的になっている。言論弾圧以外の何ものでもない」などと自身の見解を語った。

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 同祭実行委員会側には、「講演を聞いてショックで自殺したら、どう責任を取るのだ」などといった意見が「手を替え品を替え寄せられた」といい、百田氏は「ノイローゼになった学生や、泣き出す女子大生もいたようだ。19、20歳の学生がそんなにしつこくやられたら、きついと思う」と、実行委側の中止判断に一定の理解を示した。

 一方、抗議を行った団体について、「彼らは僕のことを『差別的な発言をする』と主張するが、それは明らかなレッテル貼りだ。僕は講演で普通の話をするつもりだった」と主張。また、講演会を開催する場合、差別的言動を禁止する具体的なガイドラインを作成するよう求める一部団体もあったといい、「学園祭で差別的発言をしないというのは暗黙の了解というか、当たり前のこと。そんなルールは作るほうがダメだし、論理がでたらめ」と批判した。

 そのうえで、「僕に対して抗議をするのは自由だが、自分たちが気に入らない人間の言葉を封じる行為は愚か。反対派は社会的なイメージを自ら損ねたのではないか」と訴えた。

 同祭は6月10、11日に開催予定で、百田氏の講演は10日に行われる予定だった。関係者によると、講演のテーマは「現代社会におけるマスコミのあり方」だったという。

 百田氏によると、昨年12月ごろに学生側から講演の依頼があり、それを受諾。ところが、「今年2月ごろから、一部の団体からの講演中止要請が繰り返し実行委に寄せられていたと聞いた」(百田氏)という。

 その結果、実行委は今月2日、ツイッターなどで講演の中止を発表。中止の理由について実行委は公式サイトで、「講演会を安全に実施するため、厳重な警備体制を用意していた。しかし、あまりにも大きくなりすぎ、いくつもの企画が犠牲になった。『新入生の歓迎』という本来の理念に沿うものでなくなってしまった」などと説明している。

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