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【安倍首相会見詳報】憲法改正は「わが党の案をベースに3分の2を構築する。まさに政治の技術だ」

参院選2016特集

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憲法改正は「わが党の案をベースに3分の2を構築する。まさに政治の技術だ」

安倍首相会見詳報更新

 安倍晋三首相(自民党総裁)は参院選投開票から一夜明けた11日、党本部で記者会見し、憲法改正に向け、「わが党の案をベースにしながら(衆参各院の)3分の2を構築していく。それがまさに政治の技術だ」と述べ、早期の改憲に改めて意欲を示した。会見の詳細は以下の通り。

<< 下に続く >>

「今回の参院選、私は国民の信を問いたいと申し上げました。そして自民党、公明党の連立与党で改選議席の過半数、61議席を目指すという目標を掲げました。暑い真夏の選挙戦となりましたが、多くの皆さんが投票所に足を運んでくださり、連立与党で70議席、過半数を大きく上回る議席をいただきました。アベノミクスを一層加速せよと、国民の皆さまから力強い信任をいただいたことに、心から御礼を申し上げます。勝利の余韻に浸っている時間はありません。ただちに明日、石原伸晃経済再生担当相に対して、経済対策の準備に入るよう指示いたします」

「今回の参院選から18歳、19歳の若者たちが一票を投じた歴史的な選挙でありました。わが国の未来を担うのは、こうした若い人たちです。この若者たちとともに輝かしい未来を作り上げていく。未来は私たちの手で変えることができるんです。その力強いスタートを切る経済対策にしたい。そう考えています。キーワードは『未来への投資』であります。未来の成長につながる分野、すなわち未来の成長の種に大胆に投資します」

「主役は地方、目指すは世界であります。地方が誇る魅力ある農産物や観光資源を世界にどんどん売り込んでいく。この選挙戦を通じて私は各地でそうお約束してきました。まずはそれを実現させていく。そのための21世紀型のインフラを整備していきます。輸出1兆円目標の早期実現に向けて、農林水産物や食料の輸出対応型施設を全国に造ります。外国人観光客4千万人時代に向かって、クルーズ船を受け入れる港湾施設の整備など、地方の観光施設を抜本的に増強しなければなりません。各地方の旅館やホテルの改修や建設など、未来の成長を生み出す民間投資もどんどん喚起してまいります」

「現下のゼロ金利環境を最大限に生かし、財政投融資を積極的に活用します。リニア中央新幹線の全線開業を最大8年間前倒しし、整備新幹線の建設も加速します。東京、大阪という日本の2大都市を大きなハブとしながら、全国に広がる地方創生回廊を作り上げ、成長の果実が全国津々浦々にまで行き渡るようにしてまいります」

「熊本地震の被災地に未来をつくる。復興への取り組みも一層充実していきます。地震、豪雨、豪雪。自然災害に強い強靱な国づくりを進め、安心を確保するための防災対策も未来への投資であります。そしてこれまでの成長の果実を子育て支援など、必要な分配政策に大胆に投じることにより、次なる成長を確かなものとする。成長と分配の好循環を作り上げるため、1億総活躍社会に向けて未来への投資を加速してまいります」