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【阿比留瑠比の極言御免】政治家の暴言や不行跡は目に余るが… 見え透いたレッテル貼りはもう支持されない

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政治家の暴言や不行跡は目に余るが… 見え透いたレッテル貼りはもう支持されない

阿比留瑠比の極言御免更新

 新聞各紙のスクラップをしていて、3日付東京新聞朝刊に掲載されていた民主党(現民進党)応援団、山口二郎・法政大教授のコラムが目についた。山口氏はこう記している。

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 「最近の政治家の暴言、不行跡は目に余る」

 なるほど、その点に特段の異論はない。ただ、山口氏は昨年夏、安全保障関連法案に反対する集会でこんな「暴言」を吐いて話題になった人物でもある。

 「安倍(晋三首相)に言いたい。お前は人間じゃない。たたき斬ってやる」

 山口氏は、「日本に生きる人間が人間であり続けたいならば、安保法制に反対しなければならない」とも主張していた。山口氏に言わせれば、安倍首相だけでなく安保関連法賛成派も人間の範疇には入らないということになる。当然、基本的人権も何も認められない存在なのだろう。

嘘つきブーメラン

 ともあれ、当コラムを棚に上げるようで申し訳ないが、最近、政治家や政治を論じる人々の言葉が過激化し、品性を失っていると感じることが多い。民進党の山尾志桜里政調会長の5日の衆院本会議での質問風景もそうだった。

 自身の政治資金疑惑が複数浮上しているにもかかわらず、それには一切言及しない一方で、安倍政権の政策や選挙公約に対して「さらに嘘を重ねる」「嘘の上塗り」など約10回にわたり、嘘つきというレッテル貼りを試みていた。

 民進党が民主党時代の昨年の通常国会から、一貫して用いるやり方だ。だが、こうした何でもかんでも批判しおとしめる手法や印象操作は、有権者には「どうせブーメランとなって跳ね返ってくる」と見透かされているのではないか。

 現に日本のこころを大切にする党の和田政宗参院議員は5日、自身のツイッターでこうつぶやいた。

 「民進・山尾議員が党を代表し質問したことに驚き。政治資金に関する疑問が大きく報じられ、まずその説明を尽くすべき」

 山尾氏といえば、「保育園落ちた日本死ね!」という匿名ブログを国会で取り上げて政府・与党を攻撃し、脚光を浴びた。だが、当の政府高官はこうあっさり受け流している。

 「あのブログは結局、国民にうけていない。自分の子供が保育園に落ちたら日本は滅びろというのは、普通の人には支持されない」

 作家の曽野綾子氏も同ブログに関して「文章の薄汚さ、客観性のなさ」を指摘したが、極端な表現や過激さでは、支持は大きく広がらないということだろう。

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