災害住宅で集配ロボ実験 無人化に向け日本郵便
更新 sty1901310002
日本郵便は31日、福島県内の自動車学校と災害公営住宅で、自動走行ロボットを使った荷物集配の実証実験を行った。町中や集合住宅を想定した従来より現実に即した環境で、無人集配に向けた課題を探るのが狙い。
福島県はロボット産業で東日本大震災や東京電力福島第1原発事故からの復興に取り組んでおり、これまでにも被災地でロボットやドローンの実験が行われている。
原発事故の影響で休校中の浪江町の自動車学校では、敷地内を仮想の町と見立て、4輪走行のロボットが郵便局を出発して個人宅2軒を回る。歩行者の飛び出しや赤信号で一時停止できるかなどを確認する。
南相馬市の災害公営住宅では、2輪走行のロボットが郵便局と想定した集会場を出発し、配達先の部屋を目指す。到着すると住人がロボットの扉を開け荷物を取り出す。