食料品薄「余震来る前に」 帰宅者の列、どこまでも
更新 sty1806180018
「余震が来る前に」。大阪府北部の地震で、府内のスーパーやコンビニでは、飲料水やおにぎりなどの食料が午後までに店頭からほぼ消えた。帰宅ラッシュの時間帯になっても鉄道のダイヤは乱れたまま。淀川に架かる橋には、大阪市中心部から府北部へと歩いて家路を急ぐ人の列がどこまでも続いていた。
JR大阪駅近くのコンビニ。棚からおにぎりやサンドイッチが消え「納品のめどは立っていません」と書かれた紙が張られた。高槻市のスーパー「万代高槻富田丘店」では、ガスボンベやレトルト食品などが品薄に。店員は「物流が遅れ、ほとんど品切れ」とため息をついた。
スーパーを訪れた高槻市の主婦(43)は「また余震が来る前にと思って」と水や米を買い物かごいっぱいに詰め込んだ。
このニュースのフォト
- 帰宅ラッシュとなってもJRでは多くの路線で運転見合わせが続き、JR高槻駅では疲れた表情で座り込む人の姿が見られた =18日午後6時32分、大阪府高槻市のJR高槻駅(永田直也撮影)
- 渋滞する新淀川大橋歩と歩道を歩いて渡る人たち=18日午後6時34分、大阪市(本社ヘリから)
- 帰宅ラッシュになっても、関西地区の多くの路線で運転を見合わせている状況を伝えるJR高槻駅のモニター =18日午後6時36分、大阪府高槻市のJR高槻駅(永田直也撮影)
- 帰宅者らで混雑する京阪淀屋橋駅の改札=18日午後、大阪市北区(彦野公太朗撮影)
- 渋滞する新淀川大橋歩と歩道を歩いて渡る人たち=18日午後6時33分、大阪市(本社ヘリから)
- 渋滞する新淀川大橋歩と歩道を歩いて渡る人たち=18日午後6時32分、大阪市(本社ヘリから)
- 梅田側に行くため、新淀川大橋を渡ろうと列に並ぶ人々=18日午後6時56分、大阪市淀川区(須谷友郁撮影)
- 渋滞する新御堂筋=18日午後7時33分、大阪市(本社ヘリから)