「銀河鉄道999」復活へ 西武池袋沿線の商店会ら計画
更新 sty1507070015
昨年運行を終了した西武鉄道の「銀河鉄道999デザイン電車」を復活させようと、西武池袋沿線の商店会や地元住民らが7日、実現化に向けたプロジェクトを立ち上げた。インターネット上で資金を募り、今年12月の走行を目指す。
プロジェクトは、地元住民や鉄道ファンを中心に始動。ネット上の資金調達システム「クラウド・ファンディング」を使って9月末までに2999万円を集め、デザイン車の誕生につなげる。出資者には金額に応じた特典も用意する。
今回は外装のラッピングのほか、物語の世界観をイメージして車内も改装する予定。車両のデザインを担当する「銀河鉄道999」の作者で漫画家の松本零士さん(77)は7日の会見で、「物語のイメージを大事に、乗ってもらう人の思い出に残る電車にしたい」と意気込みを語った。
デザイン車は西武線全線(一部路線を除く)で走行予定。今後、物語の世界観を実現させる企画も募集し、各種イベントの開催につなげるという。