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ドキュメント南極観測46 アデリーペンギンその7

生き物

ドキュメント南極観測46 アデリーペンギンその7

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眉毛のように目の上の体毛が抜けたアデリーペンギン=南極・ラングホブデの袋浦(芹沢伸生撮影) 眉毛のように目の上の体毛が抜けたアデリーペンギン=南極・ラングホブデの袋浦(芹沢伸生撮影)

 繁殖期に形成されるルッカリー(集団営巣地)で、日常的に繰り返されるアデリーペンギンの大ゲンカ。鋭いくちばしでつついたり、かみついたりと、情け容赦ないバトルの結果、とんでもない“顔”になった個体に出会った。

 そのペンギンには、なぜか「眉毛」があった。見た瞬間、思い出したのは、かつて連立政権で首相を務めていた、あの方。

 ペンギンとは思えない風ぼうに、思わず声を出して笑ってしまった。

 とにかく、とぼけた表情にしか見えない。目が合うと失礼だが吹き出してしまう。

 居合わせた生物学者の観測隊員も「ん…?」。

 居合わせた隊員からは「新種じゃないの?」などと、ちょっと無責任な声も出た。

 しばらくして出た専門家の結論は意外なものだった。

 「ケンカによってできたハゲ」。

 つまり、目の上を攻撃されて毛が抜けてしまったのでは、というのだ。

 確かに、彼らのケンカを見ていると、相手ののどから上を狙うことが多いような気がする。

 写真を細かく見返してみると…あるある。のどや頭、目の近くなどすさまじいシーンが次々と出てきた。

(芹沢伸生)

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