家族も試験会場も「感染防止」初の共通テスト 千葉県で2万5千人が志願

マスク姿で受験票などを手に大学入学共通テストの会場に向かう受験生ら=16日午前、千葉市の千葉大西千葉キャンパス
マスク姿で受験票などを手に大学入学共通テストの会場に向かう受験生ら=16日午前、千葉市の千葉大西千葉キャンパス
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 大学入試センター試験の後継として16日、初めて実施された大学入学共通テスト。新型コロナウイルスの感染拡大が続き、緊急事態宣言下にある千葉県では29会場で試験が行われた。受験生全員がマスクを着用し、家族や試験会場が感染防止に万全を尽くす異例の入試シーズンが幕を開けた。

 「いつも通り落ち着いて頑張ってね」。県内最大の試験会場となった千葉市の千葉大西千葉キャンパス。同市の会社員男性(52)は会場に入る1浪の娘にこう声をかけてあげた。

 コロナが猛威を振るう中で行われる今年の受験。家族全員が人が密集するところには行かないよう感染防止に努めてこの日を迎えた。「娘のために家庭内感染を起こさないよう注意する。家族の影響も大きい受験となりました」。

 初の共通テストは、感染拡大に伴う学業の遅れなどを不安視する高校生のため、30、31日の第2日程と分けて行われる。

 大学入試センターによると、県内会場の今年度の志願者数は2万5546人で前年度より323人減り、うち50人が第2日程を選択した。全志願者数のうち、高校3年生を中心とする「高等学校等卒業見込者」が2万530人、浪人生など「高等学校卒業者等」が5016人。

 受験生へのマスク常時着用の義務付け、試験会場の入り口に手指消毒用のアルコール設置、可能な限り換気の回数を増やす…。県内29会場は、大学入試センターが通知したガイドラインなどに基づいた感染防止策で受験生を迎えた。

 地域の志願者約330人の試験会場となった銚子市の千葉科学大では例年、昼食をとるための控室を用意していたが、センターの通知により自分の受験席で食事をするスタイルにした。共通テストの準備に追われていた前日の15日、同大の入試担当者は「マスク着用に手指消毒が入試でも普通のスタイルになっていくのかもしれませんね」と話していた。

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