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【動画あり】「スムーズで安心した」大規模ワクチン接種センター初日、内部はさまざまな工夫

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 自衛隊が運営する高齢者向けの新型コロナウイルスワクチンの大規模接種が24日午前、東京と大阪の2つの会場でスタートした。東京会場の大手町合同庁舎3号館(千代田区)では、受け付け開始時間の午前8時以前から会場前に高齢者の列ができ、30分前倒しして受け付けが始まった。

 午前7時25分ごろ、受付がある庁舎前のプレハブの前には、開始を待つ30人ほどの列ができていた。午前6時15分ごろに到着したという品川区の男性(65)は「午前8時の予約だが、混雑しないうちに早く済ませて帰りたい」。

 東京会場では、プレハブで予約の確認のほか、事前に書いてきてもらった予診票の記述を基に、詳しい予診が必要とみられる人は緑グループ、その他の人は機械的に青、赤、黄色の3グループに分別され、その後庁舎へ入ることになっている。庁舎内で行われる予診や接種、経過観察まで、このグループごとに実施する階が分かれている。

新型コロナウイルスワクチンの接種を受ける高齢者=24日午前8時17分、東京都千代田区の大手町合同庁舎3号館(代表撮影)
新型コロナウイルスワクチンの接種を受ける高齢者=24日午前8時17分、東京都千代田区の大手町合同庁舎3号館(代表撮影)
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 床やエレベーターには、動線を示すそれぞれの色の矢印が貼ってある。自衛隊の担当者は「被接種者の視点で、動線の分かりやすさを心がけた」と話す。

 高齢者は6、7人ずつエレベーターで上がると、自衛隊の看護官によって普段飲んでいる薬や予診票に誤りがないかなどを確認され、その後8つのブースに分かれて医官による予診を受けた。医官は「(接種後に)おかしいなと思ったら、すぐに看護師にお申し出ください」などと声をかけていた。

 次に、ワクチン接種を実際に行う場所に移動。ここも8つのブースにパーテションで仕切られている。階のところどころには、待機用の椅子が間隔を空けて置かれ、混雑した場合でも立って待たなくてもいい工夫がされていた。

 接種が終わると、接種済証が交付され、同時に2回目の接種の予約を行う。ここでは高齢者自身がタブレットを操作する。操作に慣れていない人や予定の確認に時間のかかる人がいたのか、他の段階に比べて待機する人が多かった。

 最後に、経過観察の会場に移り、接種から15分ほど待機する。万一に備え、看護師が見守り、車椅子も置かれていた。

 実際に接種を受けた高齢者からは高く評価する声が上がった。

 「痛みはない。流れがスムーズだった」と話したのは千代田区の会社員、浦野哲哉さん(66)。当初は住民票がある杉並区で予約したが「1カ月先になるのでキャンセルした」という。

 別の杉並区の女性(66)も「区の予約は6月後半だったので、こちらに来た。(会場には)案内の方がたくさんいたので、スムーズに済ませられた」。台東区の主婦、柳瀬操さん(71)も「散歩がてら、1時間かけて歩いてきた。今日受けられて安心している」と語った。(橘川玲奈)

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