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iPS心臓治療、慶応大が厚労省に申請 年内にも移植へ

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 人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った心臓の筋肉(心筋)の細胞を球状に加工し、重い心不全患者の心臓に移植する臨床研究について、慶応大の福田恵一教授らが厚生労働省に計画の実施を申請したことが19日、分かった。提出は18日付。承認されれば年内にも移植を実施する。

 心筋が薄くなって収縮力が落ち、不整脈などの心不全症状が起きる「特発性拡張型心筋症」という難病の患者が対象。幅広い年齢で発症し、国内患者数は2万人以上とみられる。

 重症患者3人に移植し、安全性と有効性を1年間確認する計画で、2月に学内の審査委員会で了承されていた。厚労省の作業部会で6月以降に審議される。福田教授は「順調に進めば年内にも手術を実施できるのでは」と話している。

 計画によると、京都大が備蓄しているiPS細胞から心筋細胞を作製。約千個をひとかたまりの球状に加工し、計約5千万個を特殊な注射針で心臓に移植する。移植後に心臓の一部として成長し、心機能の改善が見込まれるという。

 iPS細胞を使い心不全を治療する再生医療の研究は大阪大が1月、シート状の心筋細胞を心臓に移植する手術を実施しており、慶大は2つ目の手法となる。

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