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囲碁国際棋戦で初のネット対局 一力八段敗れる

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一力遼八段は第4回夢百合杯の準々決勝インターネット対局で謝科八段(中国)に敗れ4強を逃した
一力遼八段は第4回夢百合杯の準々決勝インターネット対局で謝科八段(中国)に敗れ4強を逃した

 囲碁の国際棋戦「第4回夢百合杯世界オープン戦」の準々決勝が27日に行われ、一力遼八段(22)は254手までで、白番の謝科(しゃか)八段(20)=中国=に中押しで敗れ、日本勢としては2年ぶりの国際棋戦4強入りを逃した。

 中国が主催する同大会の準々決勝は当初、3月に同国内で実施される予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大により延期されていた。感染リスクを避けるため、主催者側からインターネットを介しての対局が提案された。日本の国内棋戦予選などではインターネットを利用する場合もあるが、他国の棋士と戦う国際棋戦の本戦で実施されるのは初めてという。

 東京都千代田区の日本棋院の一室で約5時間以上、パソコンに向かい、中国国内にいる謝八段と対局した一力八段は「特段、違和感はなかった。(対面ではなく)ネット対局と決まってからは、日本の棋士と練習して備えてきた」と話しながら、「自分自身、国際棋戦で初のベスト8。他は中国勢なので、もう少し頑張りたかったという思いはある」と悔やんだ。

 昨年10月に開幕した同大会は一力八段のほか村川大介十段(29)や六浦雄太七段(20)、仲邑菫初段(11)の日本勢と中国、韓国、台湾などから64人が出場。一力八段は中国勢3人を破っていた。ほかの8強進出者すべて中国勢のため残り対局は後日、同国内で実施される予定。

 2018(平成30)年には井山裕太三冠(30)がLG杯棋王戦で準優勝。2005(平成17)年に同戦を制した張栩(ちょう・う)九段(40)を最後に、日本勢は主要な国際棋戦の優勝から遠ざかっており、一力八段への期待は大きかった。

 日本国内では8日から公式戦を休止しており、第58期十段戦五番勝負第3局、村川大介十段-芝野虎丸二冠戦も延期になっている。

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