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【to Tokyo 変貌する街】東京駅 再生し進化し続ける赤レンガ

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雨上がりの駅前広場にできた水鏡に映り込む赤レンガ駅舎。地面にレンズを密着させてシャッターを切った =東京都千代田区
雨上がりの駅前広場にできた水鏡に映り込む赤レンガ駅舎。地面にレンズを密着させてシャッターを切った =東京都千代田区
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 2012(平成24)年10月1日。東京駅丸の内駅舎は、5年半に及ぶ復元工事を終え、1世紀前の創建時の姿でリニューアル開業した。足を踏み入れれば黄色のドームと優美なレリーフや彫刻が人々を出迎え、日が落ちるとライトアップされたビクトリア調の赤レンガ駅舎が五輪を控える首都の夜に花を添える。

 東京駅が開業したのは、1914(大正3)年。近代国家の鉄道網の中核を担う中央駅の整備は、国の威信をかけた一大事業となった。約6年、延べ74万人の職人を投じて完成したのは、赤レンガ積みの鉄骨3階建て。全長は335メートルに及び、南北に2つのドームを擁した荘厳なものだった。

 しかし、戦時下の1945(昭和20)年5月。米軍の爆撃に襲われ、シンボルであるドームや3階部分を焼失。2年後にドームを八角形にするなど「応急処置」が施されたが、そのまま約60年が過ぎてしまう。

1971(昭和46)年7月の東京駅丸の内駅舎。2階建てで、南北に八角形のドーム屋根が確認できる。終戦直後に「応急処置」されたままの外観だ
1971(昭和46)年7月の東京駅丸の内駅舎。2階建てで、南北に八角形のドーム屋根が確認できる。終戦直後に「応急処置」されたままの外観だ
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 いま、ようやく復元を成し遂げた東京駅の周りはオフィス街として発展。立ち並んだ高層ビルがレトロな駅舎と鮮やかなコントラストを描く。さらに駅の八重洲側にはグランルーフがオープン、丸の内の駅前広場も完成した。一帯の工事と開発はとどまることを知らないようだ。開業から100年超。再生した東京駅は、創建時の華やかさを追い越していくように、次の100年に向かって進化を続けている。(写真報道局 松本健吾)

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