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俳句の人気 じわり 入門書 出版相次ぐ

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 五・七・五。「世界最短の詩」である俳句への注文度がじわじわと高まっているようだ。芸能人が腕前を競い合うTBSテレビ系の人気バラエティー番組「プレバト!!」はもとより、昨年秋からは「日曜俳句入門」(岩波新書)、「俳句を楽しむ」(岩波ジュニア新書)、「俳句は入門できる」(朝日新書)…と入門書の出版も相次ぐ。

 現代俳句協会の特別顧問を務め、産経俳壇選者の俳人、宮坂静生さんは「(一過性の)ブームのような言葉はそぐわないと思っているが、このところ俳句に対して世の中の人々の関心が高まっているように感じている」と話す。

 実際、宮坂さんが選者を務めている俳句大会は多くの観客で埋まり、宮坂さんの編著「俳句必携 1000句を楽しむ」の売れ行きも好調だという。

 では、俳句に多くの関心が集まる理由とは何か。「世の中に不安が蔓延(まんえん)しているからだろう」と宮坂さんは分析する。特に近年は、甚大な被害をもたらす巨大地震や突然の台風被害など自然の猛威の前に人間の無力さをみせつけられてきた。

 「多くの方々が俳句のようなものに、自分の気持ちを表すことで、不安から逃れたいと思っているのではないか」と指摘した。

 俳句をめぐっては、海外での愛好者もいるほか、ユネスコ無形文化遺産登録に向けた運動もあり、引き続き注目されそうだ。

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