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iPSで網膜色素変性症治療 神戸の病院、厚労省に計画申請

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 人工多能性幹細胞(iPS細胞)から目の網膜のもとになる細胞を作り、「網膜色素変性症」という難病の患者に移植して治療する臨床研究を計画している神戸市立神戸アイセンター病院が、計画の実施を厚生労働省に申請したことが13日、分かった。承認されれば初夏にも最初の移植手術の実施を目指す。

 申請は12日に行った。同病院には計画の審査機関がないため、昨年11月に大阪大の有識者委員会に審査を申請。今月10日付で正式に了承されたため、厚労省に申請した。3月にも同省の作業部会で審議が始まる。

 網膜色素変性症は視野が狭くなり、視力低下や失明につながる進行性の病気。目が感じた光を電気信号に変える網膜の視細胞が徐々に死滅し、失われる。遺伝的な要因で発症するとされ、根本的な治療法は確立されていない。国内患者数は約4万人で増加傾向にある。

 計画によると、対象は20歳以上でほぼ視力を失った重い患者2人。京都大が健康な人から作って備蓄しているiPS細胞を使い、視細胞のもとになる細胞を作製。直径約1ミリのシート状に加工して患部に移植し、正常な視細胞に成長させ、光を感じられるように改善を目指す。移植後、1年間にわたる経過観察で安全性や有効性を確認する。

 計画を主導する同病院の高橋政代研究センター長は、理化学研究所のプロジェクトリーダーだった平成26年、「加齢黄斑(おうはん)変性」という別の網膜の病気の患者にiPS細胞を使った世界初の移植を実施した。

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