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ツイッターで執行部批判の囲碁・依田九段、対局場でひと悶着

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対局停止6カ月の処分を下された依田紀基九段(右)は、報道陣が見守る中、日本棋院の大淵盛人常務理事(左)らに説明を求めた=13日、同棋院(東京都千代田区)
対局停止6カ月の処分を下された依田紀基九段(右)は、報道陣が見守る中、日本棋院の大淵盛人常務理事(左)らに説明を求めた=13日、同棋院(東京都千代田区)

 執行部の運営などをメールで批判するなどしたとして、囲碁の日本棋院から対局停止6カ月の処分を受けた依田紀基九段(54)が13日、対局のため同院を訪れ執行部とひと悶着(もんちゃく)があった。

 依田九段は午前10時開始の第46期天元戦の本戦1回戦に出場するため登院。しかし、対局室の前で大淵盛人常務理事が立ちはだかり、12日の常務会で対局停止処分が出ていることを説明。納得できない依田九段は「ぼくに連絡がなかった。正式な手続きを踏んでいるんですか」「処分にいたる具体的な理由を聞かせてほしい」などと食い下がるが、大淵常務理事は「常務会での決定事項を伝えるのが(自らの)役割」の一点張り。

 依田九段はその後、会議室に移り小島文男事務局長にも説明を求めたが、話し合いは平行線に。処分通知書を受け取った依田九段は「日本棋院がこういうふうになって悲しい。何の具体的な説明もしないんだから…」と話し退館した。

 依田九段は昨年6月から自身のツイッターや棋士が閲覧できるメーリングリストで、日本棋院の運営をめぐり役員や棋士に関する投稿を連発。のちに「不適切な手段だった」と全文削除したが、関係者への謝罪などはなかったという。

 このため、日本棋院は「事実無根で誹謗中傷にあたる」(小林覚理事長)として罰則委員会を開き、処分を検討してきた。依田九段が準決勝に勝ち進んでいたタイトル戦「マスターズカップ」が、協賛社の意向で昨年限りで終了したことも、一連の行為に起因すると判断し、12日の常務会で対局停止6カ月を決定。

 常務会側は依田九段の担当弁護士に電話連絡したといい、この日の対局も不戦敗にすると決めていた。

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