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【ゴッホ展】「ゴッホの風景」(2)アルルで色彩明るく…「麦畑」

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アルルの麦畑。この美しい光景を、ゴッホは何枚も描いた
アルルの麦畑。この美しい光景を、ゴッホは何枚も描いた

 暗い色調を好んでいたゴッホだが、32歳から2年を過ごしたパリで、印象派の明るさと筆遣いを取り入れ、画風を次第に変化させていった。そして2年後に移り住んだ南仏のアルルで、色彩はさらに明るく、筆遣いはより大胆になる。

 生誕地のオランダやパリと異なり、日差しの強いアルルでは、見えるものすべてがまぶしいほどの色彩を持っている。中でもゴッホを魅了したのは、刈り入れを待つ黄金の麦畑だった。アルル滞在中に迎えた収穫期はたった1度だが、少なくとも10点の油彩画を描いている。

 市街地から離れると、見渡す限りの麦畑が今も広がっていた。豊かな穂波を眺めていると、心が穏やかに踊る。「この1週間はずっと麦畑の中にいて、太陽にさらされながら仕事をした」。弟・テオへの手紙につづられたゴッホの気持ちに、少し触れた気がした。(藤井沙織)

【協力】KLMオランダ航空オランダ政府観光局プロヴァンス地方観光局パリ地方観光局フランス観光開発機構

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