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広がるiPS臨床研究 年内にさらに5件の移植計画

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 iPS細胞を使った再生医療の臨床研究は、年内にさらに5件の移植手術が計画され、対象が大きく拡大する見通しだ。慶応大の脊髄損傷と京都大の軟骨損傷の移植は既に国の承認を得ており、準備が進んでいる。

 慶大チームはiPS細胞から神経のもとになる細胞を作り、脊髄の神経が傷付き手足の運動機能を失った脊髄損傷患者に移植し、運動機能の回復を狙う。

 京大チームは膝関節の軟骨を損傷した患者に、iPS細胞から作った小さな軟骨組織を移植して痛みの緩和を目指す。いずれも京大が備蓄しているiPS細胞を利用する。

 一方、別の京大チームは患者自身の血液からiPS細胞を作り、血液を固める働きがある血小板を作製。血小板が減って出血しやすくなる再生不良性貧血の患者に輸血する。

 心不全患者への移植では、大阪大とは別に、慶大が心筋細胞を球状に加工して移植する手法について国への申請を準備している。網膜色素変性症という目の難病の患者に、網膜のもとになる細胞を移植する神戸アイセンター病院の計画も同様の段階にある。

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