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産経国際書展新春展受賞者の横顔(下)森井爽生さん 多くの人に書の良さを

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「書道は生活の一部」と話す森井爽生さん
「書道は生活の一部」と話す森井爽生さん
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 6年前から、自宅近くの大田区西馬込で子供、大人を対象に書道教室「書真」を主宰している。

 「普通の主婦が、『何かやらなければ』と書道を始めていつの間にか、生活の一部になってしまった。今は前に行くしかない、と思っています」と穏やかに語る。

 大分県宇佐市の出身。都内の女子大に入学し、寮の仲間と一緒に習い始めるまでは書道と全く縁がなかった。とはいえ、まじめに稽古することはあまりなくサボッてばかり。それでも笑顔で迎えてくれる先生に会いたくて33歳まで通い続けた。

 32歳で結婚後、夫の転勤、長男の誕生で中断。再開したのは47歳の時だ。子供が大きくなり、何かやりたいと、忘れていた書道を思い出した。

 ホームページを見て訪ねた教室では、●遂良、王羲之、孫過庭の臨書が課題で、初めは難しいと感じながらも、徐々に夢中になり、書き続ける毎日が始まった。

 「多い時は1日7~8時間、暇さえあれば書いていた。仕事をしたい気持ちがありながら、やらなかった悔いかもしれません」

森井爽生さんの受賞作「高適 九曲詞」
森井爽生さんの受賞作「高適 九曲詞」
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 1年後には、近所の子供たちを集めて塾をスタート。上達すればするほど「うまくなりたい」欲が出て、ブログで見て字の美しさに一目ぼれしていた鈴木暁昇(ぎょうしょう)さん(産経国際書会評議員)に入門した。一昨年、昨年の産経国際書展で連続特選。今回は産経新聞社賞に輝いた。

 「分かりやすく分析し、実際に書いてみせる鈴木先生のご指導は、本当に目からうろこ。自分の幅が広がった気がする。私も一人でも多くの人に書道の良さを伝えたい」

(福本雅保)

 「第36回産経国際書展新春展」(産経新聞社、産経国際書会主催)は22日から、港区六本木の国立新美術館で開催される。2月3日まで。

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