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音楽と照明、彫刻のコラボ 箱根ナイトミュージアム

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●橋匡太《Glow with Night Garden Project in Hakone》(村上美都撮影、●=はしごだか)
●橋匡太《Glow with Night Garden Project in Hakone》(村上美都撮影、●=はしごだか)

 彫刻の森美術館(神奈川県箱根町)で、野外彫刻を光で彩る「箱根ナイトミュージアム」が開催されている。今年で3回目を迎え、ライトアップされる作品数は昨年より20点増えて58点に。来館者もライトアップに呼応して色を変えるLED搭載の提灯(ちょうちん)を手に、幻想的な風景を共に作り出す。

 初回から演出を務める光のアーティスト、●橋匡太(きょうた)さん(49)は「作品に敬意を払い、昼間と違う魅力をいかに引き出すか」にこだわってきた。今回は舞台を屋外展示場のほぼ全域に広げ、照明で場面をさまざまに転換させる。

 入り口近くは、スポットライトをあび動き出すかのようなブロンズの作品群による劇的な「動」の空間。展示場奥の新たにライトアップされた広場は、フランスの彫刻家、ニキ・ド・サン・ファール(1930~2002年)の巨大な女性像「ミス・ブラック・パワー」などが光を浴びてたたずむ「静」のエリアだ。

 そして、フィナーレを飾るのは色とりどりの光を放つ高さ18メートルのステンドグラスの塔、フランスのグラスアートの巨匠、ガブリエル・ロアール(1904~96年)の「幸せをよぶシンフォニー彫刻」。作曲家の山中透さん(59)が大聖堂をイメージして書き下ろしたという鐘の音が象徴的な曲が響き、冬の箱根が厳粛な空気に包まれる。

 「音楽と照明、彫刻作品の三者で時空を超えてコラボ(共同制作)する作品となった」というたか●橋さん。来館者にも「提灯を持って作品世界に参加し、お気に入りの風景を描いてほしい」と呼びかけている。

 来年1月5日まで。箱根湯本駅からバスで約20分。ライトアップ時間は午後4時45分~6時。一般1600円。提灯は貸し出し無料。(●は、はしごだか)

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