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【ノーベル賞’19】吉野さんの好物きつねうどん 「美々卯」社長も祝福

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「美々卯」のきつねうどん
「美々卯」のきつねうどん
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 ノーベル化学賞を受賞する旭化成名誉フェローの吉野彰さん(71)が、故郷・大阪へ帰る際に楽しみにしているものがある。優しい味わいのだしに、軟らかい麺と甘い油揚げが入ったきつねうどん。とりわけよく行くのが、「うどんすき」で有名な老舗料理店「美々卯(みみう)」(大阪市中央区)だ。10日(日本時間11日未明)の授賞式を前に、同店関係者も「吉野さんの受賞は大阪の誇り」と祝福している。(桑村大)

 「大阪のきつねうどんと夏場のハモだけは、大阪に戻ったら必ず食べるようにしています」

 根っからの関西人という吉野さんは、屈託のない笑みを浮かべた。大阪府吹田市出身で、京都大大学院修了後に東京にある旭化成へ入社し関西を離れたが、今も週に1度は会議に出席したり若手研究者らを指導したりするため大阪を訪れる。その都度、きつねうどんを食べるという。

 一般的に、大阪で食べられるきつねうどんはつゆがコンブだし主体の薄味。カツオだしをきかせ、濃口しょうゆを使った黒っぽいつゆが主流の東京ではなかなか食べられない。吉野さんにとって、大阪のきつねうどんは故郷の味そのものだ。

 そんな吉野さんの行きつけが美々卯。同店の薩摩和男社長(68)は「まさか吉野さんにも利用いただいているとは思わず、光栄です」と喜ぶ。

 つゆでうどんや野菜などの具材を煮込んだ大阪の冬の味覚「うどんすき」発祥の店として知られる同店。きつねうどんは同店の主力商品ではないが、薩摩社長は「きつねうどんは大阪人のソウルフード。うどんの基本だからこそ、うどんすきと同じくらい力を入れている」と強調する。

 うどんすきと同じく北海道産のコンブに2種類のカツオ節をだしに使用した透明で黄金色のつゆに、関西風の軟らかい麺と特注の油揚げが合わさる。優しい味わいは関西を離れた多くの人にも好評という。

 「東京にも支店はあるが、やっぱり大阪の店は味が違うんだよ」と熱く語る吉野さん。どの支店でも作り方は同じというが、薩摩社長は「東京と大阪では水の質がちがうから、味も違うのかもしれませんね」と推測する。

 これから約1週間にわたるノーベルウイーク期間中、吉野さんはストックホルムで記念講演や授賞式などさまざまな公式行事に参加する。薩摩社長は「授賞式を終えて帰国された際には、ぜひ美々卯のきつねうどんを召し上がってほっこりとしてほしい」と話している。

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