PR

iPS移植 角膜移植患者の会「本当に朗報」

PR

iPS細胞から作製したシート状の角膜組織移植を患者に実施し、記者会見する大阪大の西田幸二教授(右)=29日午後、大阪府吹田市
iPS細胞から作製したシート状の角膜組織移植を患者に実施し、記者会見する大阪大の西田幸二教授(右)=29日午後、大阪府吹田市

 iPS細胞を使った目の角膜移植手術のニュースに、全国に260人ほどの会員がいる「角膜移植患者の会」の役員の女性(58)は「患者にとっては本当に朗報」と喜びと希望の言葉を語った。

 これまでの角膜移植で課題とされてきたのが「拒絶反応」だが、今回のiPS細胞を使った角膜手術では、拒絶反応は起きていないという。役員女性は「移植患者が一番おびえているのは拒絶反応。不安感を持たなくなるのは精神的に楽」と話す。

 乳児期のけがで弱視となり、19歳の時に別の病気で左目の角膜が傷つき白濁。平成15年に移植を受けたが、手術を受けるまでは、「当時は『角膜を提供してくれるドナー不足で、移植は7、8年待たないと』と言われ、諦めていた時期もあった」という。

 「かつての自分のように諦めている人は、世の中にはもっといると思う」。そう思っているからこそ、今回のニュースを聞き、希望を持った。

 また、これまでの移植手術では、ドナーにも気を遣ってしまうという。「頂いたことには感謝しかなく、ドナーの家族からも『あげてよかった』といわれることが多い。でも、いろいろなことを考えてしまう。iPS細胞からつくった細胞だとしたら、そういう複雑な思いがなくなるのでは」と期待を寄せる。

この記事を共有する

おすすめ情報