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G20夕食会に登場の「八尾えだまめ」 認知度アップで売り上げ増

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「八尾えだまめ」を収穫する辻野茂樹さん=7月19日、大阪府八尾市
「八尾えだまめ」を収穫する辻野茂樹さん=7月19日、大阪府八尾市
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 大阪府八尾市の特産「八尾えだまめ」が売り上げを伸ばしている。生産者が納入する農産物直売所では入荷1時間ほどで売り切れ、追加で納入する事態が続く人気ぶりだという。きっかけは6月に大阪市で開かれた20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)。夕食会で出たタルトの食材として八尾えだまめが紹介され、注目が集まった。JA関係者は「G20で確実に認知度が高まった。これを機に消費拡大につなげたい」と意気込んでいる。(勝田康三)

 八尾市によると、市内で100軒超の生産農家が八尾えだまめを栽培しており、平成30年の出荷量は推定100トン程度。甘みたっぷりで大きく張った実が特徴だ。新鮮であるほど歯応えがあり、おいしい。大消費地の大阪市に近く、朝収穫したえだまめが早ければ夕方に消費者に届くため、栽培が盛んになったという。

 “夏の旬”のえだまめは塩ゆでにしたビールのあて、まぜご飯などで食べるのが主流。G20では八尾えだまめを使ったタルトやクッキーが各国首脳に振る舞われ、ニュースなどで大きく取り上げられた。

 JA大阪中河内によると、G20閉幕後の7月に入ってから注文が増え始めた。八尾、東大阪、松原、柏原の4市にある直売所7店で、八尾えだまめの売り上げは昨年同期比で1割増。全国へ発送するふるさと小包(2キロ、送料込みで3200円)は、昨年3068箱だったのが今年は3340箱に増えた。

 昨年は売れ残りが出た日もあったが、今年は朝の入荷分が1時間ほどで完売するほど。JA担当者は「問い合わせも増えており、G20効果の大きさを実感している」と強調する。直売所では1キロ千円程度で販売し、今月下旬ごろまで続く見通しだ。

 八尾市の生産農家、辻野茂樹さん(51)は朝に収穫したえだまめを大阪府内のスーパーや百貨店に出荷している。7月以降、注文量が増え、需要の高まりを感じている。

 「八尾えだまめのおいしさを知ってくれたリピーターの人が増えたのに加え、G20効果もあるのでは」と辻野さん。舞い込む注文に応じるため、畑近くの作業場で妻の浩美さん(48)と専用の機械を使ってさやを取り、出荷用に選別する作業に汗を流す。辻野さんは「鮮度が重要。最高の状態の八尾えだまめを多くの消費者に味わってもらいたい」と話している。

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