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USJ入場チケット「キャンセル不可は改善を」消費者団体

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 大型テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」(大阪市此花区)のチケットについて、来場できなくなった場合などにキャンセルや転売ができないのは、消費者の利益を一方的に害する契約は無効とした消費者契約法に違反するとして、NPO法人「消費者支援機構関西」(同市)が、運営会社ユー・エス・ジェイに販売規約の改善を申し入れたことが15日、分かった。同法人は、トラブルの当事者に代わって訴訟を起こすことができる特定適格消費者団体で、規約の差し止めを求める提訴も検討している。

 USJは「WEBチケットストア利用規約」の中で、「第三者にチケットを転売したり、転売のために第三者に提供したりすることは、営利目的の有無に関わらず、すべて禁止する」と規定。さらに「チケットの種別、理由にかかわらず、購入後のキャンセルは一切できない」とも定めている。

 こうした規定について、同法人は昨年12月、「購入後に事情があってUSJに行けなくなった場合でもキャンセルや他人へチケットを譲ることができないのは、消費者の利益を害する」として、規約の改善を求める申し入れ書を送付した。

 これに対しUSJ側は今年1月、「(指摘には)該当しないと考える。また、一部のチケットは入場日の変更を認めている」などと回答した。同法人は「規約からはキャンセルが認められるケースが不明確」とも訴えている。

 USJのチケットをめぐっては、人気アトラクションのオープンなどにより入場者数が増加し、チケットが高額で転売される問題が起こったことから、平成27年11月からは、転売チケットの入場禁止とする措置を取っている。

 USJは取材に「事前に入場客数を把握して従業員の配置などを考えているため、原則としてキャンセルは認めていない」としている。(入沢亮輔)

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