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世界各国に読者 夫婦で牽引「みや中」は心を揺るがす新聞

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「魂の編集長」こと水谷謹人氏(左)と妻の松田くるみ社長=福岡市内(佐々木類撮影)
「魂の編集長」こと水谷謹人氏(左)と妻の松田くるみ社長=福岡市内(佐々木類撮影)

 事件や事故といったニュースも地元のネタも載ってはいないが、世界中で愛され続ける小さな新聞社が九州にある。みやざき中央新聞だ。「魂の編集長」こと水谷謹人氏(58)と妻の松田くるみ社長が二人三脚で「夢と希望」を発信する。

 新聞社の社説とかけて、床の間の天井と解く。その心は「ないと困るが、誰も見ない」。こう揶揄(やゆ)されることもある地味な存在が新聞の社説だといえるが、「みや中」は逆をいく。

 1面トップには紙面の4分の1を割き、水谷氏が署名で書いた社説が毎号、掲載される。他は主に著名人の講演会を取材した記事が並ぶ。

 「本に囲まれて深呼吸をしよう」「少し損をする生き方がいい」

 今月9日付で2737号を数えた「みや中」で、目に飛び込むのは人生訓に近い見出しの数々だ。

 水谷氏は26年前、社説を書き始めた。東京都内の大学を卒業後、出身地の宮崎県にUターン就職した。

 入社当時、地元政財界のスキャンダルを嗅ぎ回る「ゴロツキ新聞」と言われたこともある。そんな憎まれっ子を、心温まる“全国紙”に押し上げた。

 「人は出会うべき人には必ず出会う。一瞬遅からず、一瞬早からず」。出会った相手の心をつかむ言葉を投げ掛ける「質問力」にこだわるのが水谷流だ。

 取材の極意について「気の利いた質問をさりげなくする。人は相手に興味を持ってもらえるとうれしいもの。コミュニケーション力の基本は『質問力』です」と力説する。社説のネタは「その瞬間、心が動くかどうか」を判断材料にする。

 松田氏は、水谷氏を公私両面で支える。500人だった購読者を飛び込み営業で増やし、1万7千人の心をつかんだ凄腕経営者だ。

 松田氏は「日本にいてもアフリカにいても、熱い思いで新聞の配達を待ってくれる読者がいる。読者の思いが、夢のある新聞を作っていこうという自分の気持ちを奮い立たせてくれる」と語った。(佐々木類)

 ●株式会社「宮崎中央新聞社」 松田くるみ社長。宮崎市田吉6207の3。昭和30年に創刊し、毎週月曜に発行。月額1000円+税(送料込み)。全国で読者会を開催中。同社((電)0985・53・2600)。

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