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就活でエントリーシート代わりに「動画」選考を導入 学生の人柄や熱意つかめ! 

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就活でエントリーシート代わりに「動画」選考を導入 学生の人柄や熱意つかめ! 

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安部衛さんが就職活動で撮影した自己PR動画 1/2枚

 企業の新卒採用で、学生に自己PR動画の提出を求める動きが広がっている。スマートフォンの普及で動画撮影が身近になったことを受け、エントリーシート(ES)代わりに選考の材料にするケースが目立つ。文字だけでは伝わりにくい学生の人柄や熱意をつかむ狙いがあるようだ。(三品貴志)

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手書きはなし

 「今日はこのムービーを撮るためだけに、東京から神奈川・真鶴の桜がとてもきれいな公園に来ています。僕の強みは、この行動力と自由な発想力です」

 昨年4月、人材採用コンサルティングのカケハシスカイソリューションズ(東京都新宿区)に入社した安部衛さん(23)が、就職活動で撮影した自己PR動画だ。

 安部さんは同社の運営する就職情報サイト「就キャス」を通じ、40秒弱の動画を投稿。手書きのESは提出せず、その後、数回の面接を経て同社に入社した。安部さんは「字が下手な私にはとても助かるし、面白い取り組みだと感じた」と振り返る。

本気度をみる

 就活で求められる動画の長さは1分程度。導入している複数の企業によると、就活生がカメラの前で単に話すだけでなく、部活やダンス、アルバイトなど、学生時代に打ち込んだことを実際に披露するなど、工夫を凝らした動画も多いという。

 平成24年卒の採用活動から動画でのエントリーを受け付けているソニーミュージックグループの広報担当者は「文字や写真だけでは伝わらない要素が分かるので、面接で聞きたいポイントが事前に用意できるようになった。学生の本気度も見ることができる」と説明する。

 ただ、学生がESかエントリー動画を選択できる仕組みで、動画を選んだ学生が有利になるわけではないという。

 動画選考はエンターテインメント関連企業やテレビ局などだけでなく、最近は多様な業種に広がりつつあるようだ。プラント建設大手の日揮(横浜市)は28年卒の採用から導入。ヘルスケア関連メーカーなどでも取り入れている。

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