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【オバマ大統領広島訪問】原爆ドーム前で在特会とオバマ氏来訪反対のデモ隊が衝突 市民ら困惑「日本人として恥ずかしい」

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原爆ドーム前で在特会とオバマ氏来訪反対のデモ隊が衝突 市民ら困惑「日本人として恥ずかしい」

オバマ大統領広島訪問更新

 オバマ大統領の広島訪問を数時間後に控えた27日午後、広島市中区の原爆ドーム前でオバマ大統領の広島訪問を反対するデモ隊と「在日特権を許さない市民の会」(在特会)のメンバーらが“衝突”した。「オバマは来るな!」と語気を強めるデモ隊に、在特会が「頭のおかしい人たち」「エセ平和団体」と批判するなど、一時緊迫した状態に。20~30人の警察官が取り囲む中、攻撃的な言い合いが約30分間続いた。

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 「目の前の頭のおかしい人たちにだまされないでください。オバマ大統領を歓迎しないなんて、日本人とは思えない」。デモ隊が集まる原爆ドーム前の歩道に立った女性(40)が、マイクごしに叫んだ。

 デモ隊へ抗議していたのは、在特会のメンバーらでつくる市民団体「行動する保守運動」。オバマ大統領に歓迎の気持ちを示したいと、広島を訪れたという。活動に参加した広島市の男性(35)は被爆2世といい、「今日という日が、これから先の平和を見据えた第一歩になってほしい」と強調した。

 一方、デモは「被爆71周年8・6ヒロシマ大行動実行委員会」が主催。26日夕に続き、2度目の集会を原爆ドーム前で開いた。「オバマ来広反対」「全ての米軍基地を撤去せよ」などと書かれたのぼりやプラカードを持った男女30~40人が集合。メンバーの男性が「謝罪なしにオバマが来ることは絶対反対。再び核兵器を使うに違いない」と語気を強めた。

 その後、デモ隊は「広島を戦争に利用するな」などと拡声器で呼びかけながら、市中心部を行進した。

 デモ行進を見ていた広島市中区の女性(83)は12歳のときに被爆したといい、「オバマ大統領が来るのを皆心待ちにしとるのに、あんなこと言うなんて、日本人として恥ずかしい」と顔をしかめた。