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【保育園落ちたブログ】「日本死ね!」とつぶやいた女性が現在の心境を明かす 「正直、反応の大きさに驚いている」ととまどいも…

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「日本死ね!」とつぶやいた女性が現在の心境を明かす 「正直、反応の大きさに驚いている」ととまどいも…

保育園落ちたブログ更新

 2月中旬、ブログに公開された「保育園落ちた日本死ね!」の書き込み。保育所に子供を入所させる「保活」に苦しむ母親の激しい怒りに対し、ネット上で賛否両論が広がっている。深刻な待機児童問題を反映した内容に賛同する声が上がる一方、文章の言葉遣いを批判する声も。最近では、国会前で保育園増設などを求める抗議活動が行われ、共産党議員が“当事者”として参加する事態になっている。一連の“騒動”に、発端となった書き込みを公開した女性は何を思っているのか。現在の心境をメールで聞いた。

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 「生活がかかっていた」…。ブログに書き込んだ東京都内の30代の女性は、当時の心境をこう振り返っている。

 発端となったブログには「日本死ね!」というフレーズを筆頭に、強い怒りと憤りの感情が前面に押し出された言葉が並んだ。「何が少子化だよクソ」「ふざけんな日本」「私活躍出来ねーじゃねーか」-。これに対し、ツイッター上では「母親のくせに言葉が悪い」「言葉は選ぶべきだ」といった反応も多く寄せられた。中には、「このような言動をしてるから(保育所に)落とされた」などの批判もあった。

 こうした“つぶやき”に対して、女性は今、「あの書き方では、そう言いたくなるのは仕方がない」と受け止めている。保育所の不承諾通知を受け取ったあと、感情の赴くままにわずか数分で書き上げた文章で「大勢の人に見られるということを意識していなかった」背景があるからだ。ブログが国会の場でも取り上げられる事態になり、「たまに知り合いにこの話をされると、どきっとしてしまう。正直、反応の大きさに驚いている」。今も、周囲には自分が書いた文章だということは打ち明けていないという。

 この文章をきっかけに、保育所不足や待機児童問題の改善を訴え、実際に行動を起こす人たちが増えている。3月5日には、保育所に子供が入所できなかった母親らが国会前に集まり、「保育園落ちたの私だ」というプラカードを掲げて抗議活動を行った。また、ネット上では、安倍晋三首相らに向けて、保育制度の充実を訴える署名活動も始まっている。賛同者は、3月8日までに2万5000人を超えた。

 一方、共産党の吉良佳子参院議員がツイッターで「私も参加しました。がんばりましょう!」とプラカードを掲げた写真を投稿するなど一部政党・団体の政治利用には批判の声が上がっている。

 どんどん拡大していく世間の反応に、女性は「私は文章を書いただけ。でも、自然にこのような広がりが出るのは、実際に困っている家庭がたくさんあるということだと思う」。保活問題について、子育てが終わった世代の人は感心が薄くなってしまうという危機感を感じながら「待機児童が問題という中身を見てくださる方々も多いので、微力ながら何かできればという思いでいる」という。ただ、今も保活を継続中で、入園や復職の見通しははっきり立っていない。