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個性を生かした女性管理職のファッション 会社の顔、知性と上品さを

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個性を生かした女性管理職のファッション 会社の顔、知性と上品さを

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女性管理職向けのスーツ選びではサイズ感が大切だという=東京都中央区の日本橋高島屋 ビジネスの場で、管理職として活躍する女性が増えている。かつては男性と同じようにダークスーツに身を包む女性も多かったが、女性ならではの個性を生かしたファッションも魅力的なもの。キャリア女性にふさわしい装いを専門家に聞いた。(油原聡子)

◆気持ちもアップ 

 日立ソリューションズ(東京都品川区)は8月、同社の女性管理職を対象にしたメークやファッションなどのセルフプロモーションセミナーを開いた。ダイバーシティ推進センタの小嶋美代子センタ長は「個性を生かす手段として外見に着目した。立場に合わせて外見を整えることで、気持ちもキャリアアップに向いてもらえたら」と話す。

 セミナーには約30人が参加。パーソナルスタイリストや化粧品メーカーの担当者が、上司として好印象を与えるスタイリングを説明した。金融システム事業部の中村政代さん(37)は「これまでは黒やグレーなど無難な服が多かったが、セミナーを受けて服を選ぶ幅が広がった。身だしなみがきちんとすると、心に余裕ができて仕事にも前向きになれる」と話す。

◆サイズ感が大切

 百貨店の日本橋高島屋(東京都中央区)は平成24年から、女性管理職向けの売り場「エクセランクラッセ」を展開している。担当バイヤーの木下正樹さんによると、服選びで重要なのは「上品さと知性」。その要素を引き立てるスーツを選ぶ際に一番大切なのは、サイズ感だという。特に肩が合っているかはよく確認する必要がある。

 「若い世代向けのブランドでもスーツは扱っているが、袖などが細くキャリア女性の体形に合っていないことも多い」と木下さん。スカートは、台形などシンプルな形で、ひざが隠れるくらいの丈だと上品に見える。

 注意したいのが靴のヒールだ。同売り場マネージャーの馬場弘子さんは「スカート丈が長めだとヒールは高い方がバランスが良い。フォーマルの場では5センチ程度がお勧め」と話す。

 ダークスーツを選ぶ場合には、インナーに明るい色を合わせ、レースやリボンなど女性らしい印象の服を着るとバランスが良いという。

 華やかなパーティーに出席する機会も増える。スタイリストの大谷真美さんは「パーティーなどの格を見極め、雰囲気にあった装いを」と話す。女性の場合はコサージュやアクセサリーを使って華やかに装いたい。大谷さんは「デザインが華やかなら色は抑える、色が派手なら形はシンプルにするなど、どこか1点抑えると上品になります」とアドバイスする。

 メークもきちんとした雰囲気を意識したい。資生堂のトップヘア&メーキャップアーティストの鎌田由美子さんは「アラフォー世代は加齢の影響で目元や唇、輪郭などがぼけてくる」と指摘する。

 化粧下地やコンシーラーを使い、くすみや肌の凹凸をカバーしよう。たるみによって、アイラインやリップラインは下降気味。上向きのラインを意識して描くと良いという。鎌田さんは「第一印象は大切。より良い印象を残すように意識してほしい」と話している。

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