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日テレ社長 NHKの民業圧迫を牽制 ラグビー「戦い方が感動呼ぶ」

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ラグビー日本代表のジャージー姿で定例会見に臨んだ日本テレビの(左から)福田博之取締役、小杉善信社長、広瀬健一取締役=30日、東京都港区(兼松康撮影)
ラグビー日本代表のジャージー姿で定例会見に臨んだ日本テレビの(左から)福田博之取締役、小杉善信社長、広瀬健一取締役=30日、東京都港区(兼松康撮影)

 日本テレビの小杉善信社長は30日の定例会見で、NHKが東京五輪・パラリンピック関連番組のインターネット常時同時配信事業に上限20億円の予算を見込んだ素案に関し、「NHKによる民放の民業圧迫、(NHKが)肥大化に振れないか、注視していきたい」と牽制(けんせい)した。

 NHKは、ネット活用業務費用の上限を受信料収入の2・5%までとしてきたが、公益性の高い業務は別枠とする素案を発表。実質、上限を超える見通しとなったことを受けたものだ。

 一方、小杉社長は、20日のロシア戦、28日のアイルランド戦で連勝を飾った「ラグビーワールドカップ(W杯)2019」の日本代表について、「日本代表の戦い方が感動を呼ぶ」と語った。

 小杉社長は「日本代表の愚直にもけなげで、規律を重んじる姿勢に皆さんが感動している。それで追い風があり、その証拠として、海外のチーム同士の試合も非常に多くの人に見てもらっている」と説明。今後の放送について「まだまだ先はあり、台風という大きな敵も控えているので、しっかり放送責任を果たしていきたい」と抱負を述べた。

 同局が放送した開幕戦のロシア戦が18・3%の高視聴率。地上波では日本テレビとNHKがラグビーW杯を放送しており、アイルランド戦はNHKが放送し、後半戦は22・5%の平均視聴率を獲得した。

 小杉社長は「NHKとは協調と競争ということで、競争心もあるが、今回の場合は協調、一緒に盛り上げるという気持ちの方が個人的には強い」と述べた。

 編成担当の福田博之取締役も「2007年のフランス大会から中継し、間違いなく(ラグビーW杯を)盛り上げようという決意のもとでやってきた。今日を迎え、まだ(大会は)終わっていないが、(盛り上がりが)想像していたもの以上になっているので、非常に幸せな気持ち。視聴率もそうだが、ラグビーという競技が日本に根付く手伝いになれば幸せだと思って取り組んできた」と、その手応えを話した。

 通常はフォーマルな服装で会見を行うが、この日は経理担当の広瀬健一取締役を含め、3人とも日本代表のジャージー姿。広瀬取締役は「今は、局長会でも、メンバーの半分は(ジャージーを)着ていて、当たり前の状況になっている」と説明した。

 10月の定例会見は28日に行われる予定だが、ラグビーW杯の日程的には「準決勝が終わっている。そのときもこの格好で」と小杉社長は期待を込めて話した。

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