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FF、ドラクエ、ポケモン… ゲーム「素材」に派生作続々

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父(右)と息子。ゲームの中のキャラクターは友達になる。ただし、父親は、このキャラクターが息子だと知らない(提供写真)
父(右)と息子。ゲームの中のキャラクターは友達になる。ただし、父親は、このキャラクターが息子だと知らない(提供写真)

 21日公開の「ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」(野口照夫、山本清史監督)は、オンラインゲームを通じて、父子関係の変化を描く人間ドラマ。ゲーム好きを自認する坂口健太郎(27)と吉田鋼太郎(60)が息子と父を演じ、ゲームが重要な役割を果たす。(石井健)

☆キャラと“共演”

 同名のブログが原作の実話だ。平成29年にドラマ化。その制作陣が映画にした。

 岩本アキオ(坂口)は、突然会社を辞めた父(吉田)に、退職祝いと称してオンラインゲーム「ファイナルファンタジーXIV」を贈る。父はゲーム内で、息子と気づかぬままあるキャラクターと友情を深める。坂口らの実写場面とアニメーションによるゲーム内場面とが巧みに絡み合いながら、やがて父の退職理由が明らかになる。

 吉田は、「脚本を読んだ時点では、具体的な映像が思い浮かばなかった。その分、出来上がりが楽しみでした」とゲームとの“共演”を振り返る。坂口は、「ゲームが重要なアイテムだけど、軸は父親と息子の物語。だれでも共感しやすい作品だと思う。心にしみる人間ドラマです」と作品の魅力を語る。

☆アニメの原作に

 ゲームを素材にした映画の公開が相次ぐ。「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」(8月2日公開)は、ゲーム「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」内の物語を原作とした3次元アニメ。佐藤健(たける)ら豪華俳優陣による声の演技も話題で、坂口と吉田も参加する。「誰(た)ガ為(ため)のアルケミスト」(6月14日公開)は、同名携帯ゲーム内の物語をアニメ化。

 米国では5月公開の「名探偵ピカチュウ」(ロブ・レターマン監督)が、ゲーム原作作品の初週末興行収入としては「トゥームレイダー」(2001年)の記録を抜いて話題になった。

 「ウィーアーリトルゾンビーズ」(6月14日公開)は、ゲーム原作ではないが、レトロゲーム風の映像や電子音を印象的に使って、天涯孤独の4人の中学生の道行きを独特の感性で描く。独ベルリンと米サンダンスの映画祭でダブル受賞を果たした。長久允(ながひさ・まこと)監督(34)は、「ゲーム風にすることで、人生を客観視し、絶望に陥らないようにしたかった。見る人が、それぞれに解析できるコンテンツになれば」と話している。

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