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中国、金利据え置き 「政策の余地」残す

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 【北京=三塚聖平】中国人民銀行(中央銀行)は22日、事実上の政策金利である「ローンプライムレート(貸出基礎金利、LPR)」の1年物を3・85%のままで据え置くと発表した。据え置きは2カ月連続で、5年物についても4・65%のままで据え置いた。

 今後の景気悪化の可能性も見据え、金融政策の手段を確保するため利下げを見送ったとの見方が出ている。新型コロナウイルスの流行に伴う急激な景気悪化を受け、人民銀は2月と4月には企業の資金繰りを支援するための利下げに動いていた。

 5月下旬の全国人民代表大会(全人代)では、李(り)克(こく)強(きょう)首相が政府活動報告で「金利の持続的な引き下げを促進する」との方針を示していた。世界経済の悪化懸念もあって中国の景気の先行きは依然として不透明なため、今後も人民銀は金融緩和を維持するものとみられる。

 LPRは金融機関の貸出金利の目安となるもので、昨年8月に現行の方式を導入した。

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