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中国投資、低迷続く 1~11月、工業生産は回復

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人民元、ドル紙幣と米中の国旗。中国投資は米中摩擦の影響が続いた(ロイター)
人民元、ドル紙幣と米中の国旗。中国投資は米中摩擦の影響が続いた(ロイター)

 【北京=三塚聖平】中国国家統計局が16日発表した主要統計によると、今年1~11月の企業の設備投資を含む固定資産投資は前年同期比5・2%増だった。過去最低を記録した1~10月(5・2%増)から横ばいだった。道路や鉄道などのインフラ投資は1~11月に4・0%増と、1~9月(4・2%増)からわずかに減速。中国政府は、経済リスク回避のためインフラ投資の抑制傾向を続けているとみられる。

 11月単月の工業生産は前年同月比6・2%増で、10月(4・7%増)から1・5ポイント増えた。今年6月(6・3%増)以来の高水準だ。鋼材やセメントなどの生産が伸びたほか、低迷していた自動車が回復した。

 消費動向を示す小売売上高は、11月に8・0%増と10月(7・2%増)から伸びた。中国で「独身の日」と呼ばれる11月11日に毎年恒例のインターネット通販各社による値引きセールが行われたことが牽(けん)引(いん)したとみられ、化粧品や日用品などの拡大が目立った。

 統計局は発表資料で「主要経済指標は予想より良かった」と強調。その上で「当面の国際環境は不安定、不確定要素が増している」などと先行きへの警戒感を緩めていない。

 一方、同日発表された11月の新築住宅価格指数は、主要70都市のうち44都市で前月と比べて上昇した。上昇した数は10月から6都市減少し、下落は4都市増えて21都市となっている。中国政府は住宅への投機を抑える方針を示しており、価格が上昇した都市の数は減少傾向が続いている。

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