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米金利据え置き FRB、来年も水準維持見込む

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FRBのパウエル議長=ワシントン(AP)
FRBのパウエル議長=ワシントン(AP)

 【ワシントン=塩原永久】米連邦準備制度理事会(FRB)は11日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、主要政策金利を年1・50~1・75%に据え置くことを決めた。10月末まで3回連続で実施した利下げの効果が次第に現れ、底堅い米国経済を維持できると判断。現状の金利水準を当面維持し、景気動向の様子見を続ける方針を示した。

 同日公表した経済見通しは、来年の政策金利を1・6%とし、利上げも利下げもしない想定を示した。9月の前回見通しからは0・3ポイント引き下げた。2021年、22年はそれぞれ1回の利上げを見込んだ。

 パウエル議長は記者会見で、景気拡大の見通しが変わらない限り「現状の金融政策が適切となるだろう」と指摘。10月末に表明した「予防的利下げ」を休止する考えを改めて示した。

 一方、物価上昇率が目標とする2%を下回る現状では「利上げの必要性は小さい」とも強調。米中貿易摩擦が激化するような事態には、利下げ再開も視野に対処する姿勢をみせた。

 経済見通しは、来年の実質国内総生産(GDP)成長率を2・0%、21年を1・9%、22年が1・8%とした。失業率は来年3・5%、21年に3・6%、22年を3・7%とし、前回見通しからそれぞれ0・2ポイント引き下げ、歴史的な好水準が続くと想定した。

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