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元FRB議長のボルカー氏死去 インフレ退治、金融規制に尽力

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死去したポール・ボルカー氏(AP)
死去したポール・ボルカー氏(AP)

 【ワシントン=塩原永久】米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)の元議長、ポール・ボルカー氏が死去したことが9日、分かった。92歳だった。

 1979年に就任後、激しい物価上昇を押さえ込む「インフレ退治」に尽力。2008年の金融危機後は「ボルカー・ルール」で知られた金融機関の規制強化を提唱し、長期にわたり米経済の重要局面で活躍した。

 カーター政権下でFRB議長に就くと、厳しい金融引き締め政策を断行。一時ふた桁を超えた物価上昇率を引き下げることに成功した。失業率の大幅悪化を招くなどして批判を招いたがレーガン政権で再任され、87年まで議長を務めた。

 規制の緩い住宅ローン金融商品の信用不安に端を発した2008年の金融危機後は、オバマ政権の経済諮問機関に参画。大手銀行による投機的な金融取引を制限する提案をまとめた。

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