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「往復チケット無駄に…」 G20サミット、企業のサービスに影響

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G20大阪サミット 封鎖された阪神高速の入り口=27日午後、大阪市中央区(彦野公太朗撮影)
G20大阪サミット 封鎖された阪神高速の入り口=27日午後、大阪市中央区(彦野公太朗撮影)

 20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)開幕を控えた27日、大阪市などで本格的な交通規制や警戒態勢が始まり、企業活動や消費者へのサービスにもさまざまな影響が及んだ。

 空港と大阪市内を結ぶリムジンバスは、阪神高速道路の封鎖を受けて27日朝から30日夕まで全便を運休。「大阪シティエアターミナルビル」(OCAT、大阪市浪速区)のバスターミナルも営業を停止したが、27日は事情を知らない訪日外国人らが訪れ、代わりの交通手段を案内されていた。

 関西国際空港から帰国するためバスターミナルを訪れた中国人女性(36)は、バスの往復チケットを購入していたが、帰路の分が無駄になった。女性は「(来日後に)チケットを買ったときに教えてくれればよかったのに」と肩を落とし、大きな荷物を抱えて電車で空港に向かった。

 タクシー会社は、G20関係者の移動用に大量の配車を受注。大阪エムケイは東京や名古屋などからも車両を集め、グループ全体で100台超を提供している。

 あるタクシー会社は「お客さまの予約を断らざるを得ない状況もあった」と語るなど、一般利用客にも影響している。一方、渋滞を考慮して車両の稼働を減らし、ドライバーを休ませている会社もあるという。

 大阪府内で51店を展開する外食チェーン「がんこフードサービス」は27~30日に食材などの入荷便数を減らすほか、前日と当日の予約受け付けを中止している。担当者は「このような対応は初めてで大変だが、G20は大阪のためになるので、がんばって乗り切りたい」と話していた。

 帝国ホテル大阪(同市北区)やリーガロイヤルホテル(同)は、駅とホテルを結ぶシャトルバスを運休し、生鮮品を除く食材や消耗品の仕入れは前倒しして対応。リーガロイヤルは、27~29日にかけてほぼ全館の宿泊客がG20サミットの関係者となり、一部レストランや駐車場も休業する。

 ヤマト運輸では27日から7月2日まで、大阪府、兵庫県向けの配送日・時間帯指定サービスを中止した。同社は「かなり前から告知しているので、苦情などの声はない」としている。

 コンビニ各社も店舗に商品を配送する回数を減らしたり、配送時間を前倒したりして対応。品切れなどの影響は出ていないという。

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