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大阪メトロ 2024年に全駅で顔認証入場導入

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 大阪メトロは19日、2025年大阪・関西万博を見据え、令和(れいわ)6(2024)年度に全駅で顔認証によるチケットレス入場システムを導入すると発表した。顔写真を登録すれば、ICカードや磁気券を使わずに改札機を通過できる。国内で顔認証での入場方式を採用している鉄道事業者はないという。また、大阪万博に合わせ、大阪湾の人工島、夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)に開設する新駅「夢洲駅」(仮称)までの一部区間で自動運転を実施すると発表。万博を軸に同社の発展を目指す。

 昨年11月の万博開催決定を受けて改定した中期経営計画に盛り込んだ。チケットレス入場は今年度中に顔認証による実証実験を行い、6年度には全駅で新システムを導入する。利用には事前の顔写真の登録が必要で、ICカードや磁気券での入場も引き続きできるようにする。他社の路線に乗り入れるケースへの対応は「検討中」(広報課)としている。

 自動運転については、6年度に中央線阿波座駅と夢洲駅間で実証実験を行う。車両には乗務員がいるが運転は行わない。自動運転対応の新型車両を順次導入し、対象路線も拡大する。

 中計ではこのほか、7年度末までに560億円を投じて、既存の133駅すべてにホーム柵を設置し安全性を高める。

 河井英明社長は「万博開催は、(昨年4月の)民営化の成功を目指す大阪メトロの戦略にも合致している」と述べ、万博を軸に発展を目指す考えを強調した。

 大阪メトロは昨年12月、大阪府・市による統合型リゾート施設(IR)の誘致成功を前提に、夢洲駅と一体化したタワービルの建設計画も発表し、一帯の活性化を図る。

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