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温泉旅館「萬国屋」経営のミリオン、特別清算開始へ

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 民間信用調査会社の帝国データバンク山形支店は18日、温泉旅館「萬国屋」を経営する「ミリオン」(山形県鶴岡市湯温海丁1、加々美博久代表清算人)が山形地裁鶴岡支部に特別清算を申請し、特別清算開始の命令を受けたと発表した。負債は約31億6800万円。命令は8日付。

 同支店によると、萬国屋は、江戸時代前期の寛文年間に創業し、開湯1000年を超えるあつみ温泉(鶴岡市)を代表する温泉旅館。全国からのツアー団体客を主な得意先とし、宿泊、宴会のほか新年会、忘年会など幅広い営業を続け、近年のピーク時(平成9年)12月期には約32億4700万円の売上高を計上していた。

 だが繁忙期以外の稼働率は20%を割る時期のほかに景気低迷による宴会需要の減少も加わって業績が低迷。平成25年12月期の売上高は11億5200万円にまで減少していた。

 平成26年からはローコストオペレーションによる収益体質の改善に取り組み、平成27年12月期の売上高は14億6400万円にまで回復したが、平成30年に入ると再び業績が悪化。平成30年12月に事業を譲渡する新会社萬国屋を設立し、平成31年2月1日付で会社を分割、同社に事業を譲渡し商号を「ミリオン」に変更した。萬国社は現在、かみのやま温泉の旅館古窯の傘下企業として、萬国屋の営業を継承している。

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