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【機先】事業基盤強化へ大型再編、イチネンHD黒田雅史社長

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イチネンホールディングスの黒田雅史社長
イチネンホールディングスの黒田雅史社長

 自動車リース大手のイチネンホールディングス(HD)は今年4月、機械工具販売の5社を統合するなどグループの再編に踏み切った。積極的なM&A(企業の買収・合併)により拡大した業容を再構築し、新たな成長につなげる考えだ。黒田雅史社長に事業戦略を聞いた。

 --4月1日付で大規模な組織再編を行った狙いは

 「機械工具関連では昨年買収したトヨシマを存続会社に、イチネン前田など子会社4社を吸収合併し、イチネンMTMという新会社を発足した。工具の卸部門など業務の重複を解消して営業力を強化し、顧客のニーズにきめ細かく応えたい。間接部門の集約などで効率化も図る。持続的な成長に向け、事業基盤を強化する狙いだ」

 --自動車の板金修理などを行うイチネンBPプラネットも、自動車リースのイチネンが吸収合併した

 「イチネンはリースとあわせて、自動車整備の受託を行っている。板金修理も含めてイチネンで一括して営業するほうが効率的だ。衝突防止機能の普及などにより、板金修理の件数は減っている。経営資源を有効活用したい」

 --再編に関連した拠点の新設計画は

 「トヨシマが所有する栃木県鹿沼市の用地の半分程度を使ってリース後の中古車を保管するヤードにする計画だ。現在、東大阪市などに海外販売用の中古車を保管しているが、今後、取り扱い台数が増えれば手狭になる。残る用地は工具や化学品などの物流倉庫にする予定だ」

 --2017年に設立したニュージーランドでの中古車販売事業の状況は

 「現在は月60~70台を輸出し、販売している。小売りも堅調だが、現地の業者向け販売の引き合いも強く、最近ではトヨタ自動車のプリウスなどがよく売れている。近くオークランド市内に2号店を開設する予定で、早期に輸出台数を月100台に引き上げたい」

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 くろだ・まさし 関西学院大卒。昭和63年イチネン入社。取締役、専務、副社長を経て平成21年4月から社長。53歳。大阪府出身。

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