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日産臨時株主総会 ゴーン被告、取締役からも解任 日産が臨時総会

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 日産自動車は8日、東京都内で臨時株主総会を開き、会社法違反(特別背任)容疑などで逮捕・起訴された前会長、カルロス・ゴーン容疑者(65)と、金融商品取引法違反容疑で逮捕・起訴された前代表取締役のグレゴリー・ケリー被告(62)を取締役から解任した。日産は、約20年間にわたり事実上の経営トップを務め、経営再建や3社連合の形成を主導したゴーン容疑者と完全に決別した。

 東京都内のホテルで開催された総会で、議長を務めた西川(さいかわ)広人社長(65)は冒頭、「改めて、ご心配とご迷惑をおかけし、深くおわびしたい」と事件について株主に陳謝した。ルノーとの資本関係については、すぐには見直さない考えを示した。

 日産は、企業連合を組むフランスの自動車大手ルノーのジャンドミニク・スナール会長(66)を取締役に迎える議案も提案。スナール氏は「業績と従業員の幸せを最重要課題として、日産の将来をよくするために頑張っていきたい」とあいさつした。

 株主からの質疑では、「現経営陣は総退陣で責任を取るべきだ」などの声が上がった。西川氏は「経営者として、過去に起こったことへの責任と、今と将来に向けて果たすべき責任がある。今は将来のための責任を果たすために全力であたっている」と答え、早期の辞任を否定した。

 4119人の株主が出席。開催時間は2時間57分で、日産の取締役会が提案した3議案が原案通り可決された。

 ゴーン容疑者は日産が経営危機を迎えた平成11年にルノーから派遣され、経営のかじ取りを任された。コストカットなどで経営再建に成功し、「カリスマ経営者」として約20年間、君臨した。日産はゴーン容疑者が初めて逮捕された昨年11月に、会長職と代表権を解任したが、取締役の解任には株主総会での議決が必要だった。9人だった日産の取締役は、臨時総会での2人の解任と1人の就任により、8人となった。日産は6月下旬の定時株主総会で、本格的な経営刷新を行う。

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