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ファストリ、初任給を2割引き上げへ 来春入社から 今春入社も検討中

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「ベネチアン・マカオ」のユニクロ。世界の観光客などへのPRを図る=今年1月、マカオ(沢野貴信撮影)
「ベネチアン・マカオ」のユニクロ。世界の観光客などへのPRを図る=今年1月、マカオ(沢野貴信撮影)

 ユニクロなどを運営するファーストリテイリングが来春(令和2年)採用の大卒新入社員の初任給を現行から2割引き上げることが3日、分かった。グローバル展開が進む中、日本国内での採用に関しての競争力向上と、経営者としての資質を持つ人材の確保につなげるねらいがある。また、今回の決定で、入社時期の近い年次についても給与の引き上げを検討中だ。

 来春入社の新入社員のうち海外を含め転勤がある「グローバルリーダー社員」職種の初任給を、現在の21万円から4万5千円引き上げて25万5千円とする。現在の社員の処遇の見直しについては、対象年次や引き上げ率などを検討中だ。3月1日に入社済みの今春の新入社員に4月10日に支払われる初任給には、今回の引き上げは反映されない見通しという。

 ファストリはファストファッション業界世界3位で海外展開を強化。人事制度では採用時点で転勤の有無を選択する。転勤を受け入れる場合、行き先が海外となる可能性が高まっており、給与水準を総合商社や外資系メーカーと同水準まで引き上げることで、優秀な人材の獲得と育成の環境を整え、海外展開に向けた足場固めにつなげる。

 ファストリが今年1月に公表した平成30年11月末現在のユニクロ店舗数は2127店舗で、このうち海外が1295店舗を占め、国内を上回る。今月5日にはデンマーク・コペンハーゲンに同国1号店を開店予定。今秋にはベトナム・ホーチミン、インド・デリー、さらに欧州で10カ国目となるイタリアではミラノへの出店を公表済みだ。

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