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【新元号】「令和」商戦、和歌山も盛り上がり 旅行や和菓子

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元号にちなみ発売された生菓子「令和」=和歌山市の紫香庵
元号にちなみ発売された生菓子「令和」=和歌山市の紫香庵
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 梅などを詠んだ万葉集を出典に「令和(れいわ)」と決まった新元号。和歌山は日本一の梅の産地を誇り、「和」の字も含まれるため、県内では早速、新元号にあやかった商品が次々発売され、関連商戦が盛り上がりをみせている。一方、行政では5月1日の改元に向け、システム改修などの作業を急ピッチで進めている。

 和歌山へ呼びこみ

 「『令和』を眺めに皆さま、和歌山にお越しになってはいかがでしょうか」

 新元号決定から一夜明けた2日、仁坂吉伸知事は定例会見で、こう満面の笑みで呼びかけた。

 「令和」への感想を聞かれた際の発言で、「『和』がついて、『令』には気品のある、美しいという意味がある。気品のある美しい和歌山県(と読める)。万葉集で(梅が詠まれ、)最後は梅につながる。これは縁起が良いなと思った」とも述べた。

 仁坂知事の呼びかけに呼応するように、観光面でも早速、「令和」にあやかった商戦が始動している。

 県内の万葉の地や梅産地への観光客増も予想され、JR和歌山駅の小島弘義駅長は「梅の一大産地・和歌山にぴったりな新元号。訪れる人が増え、盛り上がってくれれば」と期待する。

 阪急交通社(大阪市)では、改元日(5月1日)までの2日間の日程で、JR特急「くろしお」の臨時列車を運行し、本州最南端・串本町からの初日の出と熊野三山巡りが楽しめる旅行商品を発売した。

 新元号発表直前から問い合わせが急増したといい、担当者は「この日しかできない1日限りのツアー」とアピールする。

 関連商品続々

 ホテルアバローム紀の国(和歌山市)では年末まで「令和元年」限定のウエディングプランを用意した。お色直し用のカラードレスや「新元号記念」の特別料理などの特典があり、30人で130万円(税別)。すでに改元の5月1日は複数の申し込みがあるという。

 またホテルは新元号を記念し、名前に「令」「和」の付いた人を対象に、スイートルームのペア宿泊券を抽選で3組にプレゼントする企画も15日から始める。

 一方、新元号の“縁起物”として、市内の和菓子店「紫香庵」は2日、梅ペーストを練り込んだ薄紅色の白あんを求肥(ぎゅうひ)で包んだ生菓子「令和」(205円)を発売した。「和」にちなみ形は丸く、色は縁起のいい紅白。金粉ものせている。

 4月下旬には「令和」の文字を入れた日持ちのよい焼き菓子の販売も予定しており、店主の須賀良知さん(54)は「ぜひ一度食べてみて、今後の時代に思いを膨らませてほしい」と笑顔をみせた。

 システム改修が必要

 改元まで残り1カ月を切る中、県内の自治体は対応に追われている。

 県情報政策課によると、改元にあわせ、財務会計や国民健康保険データベースなど各種システムで印刷帳票やパソコン画面の表示などを「平成」から「令和」に切り替える作業が必要があるという。

 担当者は「新元号に素早く対応できるよう、早く正確に進めていきたい」と作業を急ぐ。

 また改元が「大安」にあたるため、市町村では、この日にあわせた婚姻届の提出が増え、窓口対応に追われる事態も想定される。

 和歌山市市民課では、通常の閉庁日と同様、警備室で関連書類を受け取る対応を予定している。

 担当者は「祝日でも市役所本庁舎にある職員手作りの撮影ブースで記念撮影ができる。5月1日も記念撮影を楽しんでもらえれば」と話している。

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