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【ニュースの断面】携帯型ゲームを強化する任天堂の「次の一手」

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アナリストや報道関係者に経営方針を説明する任天堂の古川俊太郎社長=1日、東京都千代田区(織田淳嗣撮影)
アナリストや報道関係者に経営方針を説明する任天堂の古川俊太郎社長=1日、東京都千代田区(織田淳嗣撮影)

 任天堂が東京都内で今月1日開いた経営方針説明会で、発売から8年目の主力携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」の落ち込みが指摘された。平成30年4~12月期の販売はハードが前年同期比60・5%減の231万台、ソフトが64・5%減の1108万本に低下。古川俊太郎社長は「想定より、やや早く市場自体は小さくなっている」と認めた。

 こうした中、注目されるのが家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の動向だ。平成30年度の年間販売台数は期初の目標2000万台に届かない見込みとなり、同社は目標を1700万台に下方修正した。

 次の矢として携帯型の後継機種を開発中との観測が浮上し、古川社長も「『自分のスイッチ』が欲しいと思っていただける需要の創造を目指す」と含みを持たせる。電子機器で競技する「eスポーツ」を推進するカプコンの野村謙吉取締役専務執行役員は、30年4~12月期決算を発表した4日の会見で「公共交通機関が安全な日本では携帯デバイスが好まれる。利用者が広がっていく意味で、いいことだ」と期待を寄せる。

 片や任天堂は説明会で、無料通信アプリ大手のLINE(ライン)とスマートフォンやタブレット向けのゲームアプリ事業で協業することも発表。28年に参入したゲームアプリ事業が売上高に占める比率は3%強にとどまっており、テコ入れする考えだ。携帯型ゲームの強化を進める同社の次の戦略に注目が集まる。(織田淳嗣)

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